映画『すくってごらん』(3月19日公開)のプレ金魚の日スペシャルイベントが2日に東京・アートアクアリウム美術館で行われ、尾上松也、百田夏菜子、石田ニコルが登場した。
同作は大谷紀子による世界初の金魚すくい漫画の実写化作。思い描いていた順風満帆なエリート銀行員人生から外れ、荒んだ気持ちを抱えて左遷の地にやってきたプライドは高いがネガティブな男・香芝誠(尾上松也)が、金魚すくいの店を営む美女・吉乃(百田夏菜子)と出会い、世界一静かで優雅なスポーツといわれる「金魚すくい」やそれを取り巻く人々と出会い、成長していく。
キャスト陣は和装で登場。松也は英語ラップにも挑戦したが、台本を読んだときは「急に歌が入ってきたりするところが予想つかなくて、イメージがしづらかったんですけど、『なんでこんなチャレンジングなことをしようとしてるんだ、この人達は』と思って、なんとかこの映画を形にさせていただきたいな、と」と決意した様子。
百田は「ミステリアスな女性という役でお話をいただいたときに、『それは私なのか?』と不安に思うこともたくさんあったんですけど、台本読んだ時は全く想像できなかったこの世界だからこそ飛び込んでみたいなと思いましたし、飛び込んでみて本当に良かったなと思っています」と振り返った。
また、石田について百田は「もう、本当に綺麗じゃないですか。気づかれないようにずっと見てました」と告白。石田も「元々すごく知ってまして、実はファンだったんです。初めてお会いしたときに、『わ〜お姫様がいる』と思って。始まるとキレキレだし、しゃっべってるとすごくやんちゃで、かわいさの宝箱みたい。一緒にいてすごくかわいくて癒やされました」と相思相愛だった。
撮影中は石田が松也にゲームのことを教えていたと言うが、百田は「現場でずっとゲームをされていて、かなり課金しながら夢中になってらっしゃって、ご自分でも『やめられない』と悩んでいたので、悩んでるなら救ってあげたい」と明かす。松也は「『すくってごらん』が終わったら自動的にやめました。あの期間だけはまっちゃって、大変な散財をしましたよ」と苦笑していた。