JR東日本高崎支社は、両毛線沿線の活性化をめざすプロジェクトの一環として、両毛線で現在運行されている車両211系のうち1編成について、織物をイメージしたデザインに変更すると発表した。
生糸や絹織物の輸送とともに発展してきた両毛線のブランドイメージを発信するため、211系の車体側面のラインを変更。両毛線のラインカラーである黄色、沿線の山々をイメージした緑色に、織物柄としてわかりやすい「矢絣(やがすり)」柄を採用したラインとなる。車内の座席背面のシートも変更し、前橋市、桐生市、栃木市、小山市の「市の花」をモチーフにしたデザインシートにする。
両毛線ではその他、伊勢崎駅、桐生駅、足利駅の3駅にて、駅名標を織物柄のデザインに順次変更する予定。4月1日から6月30日まで、桐生市と足利市で謎解きイベントも実施し、謎を解きながらのまち歩きで地域の歴史に触れてもらうことをめざす。