ドリーム・トレイン・インターネット(DTI)は2月26日、MVNOサービス「トーンモバイル」の料金プランを3月1日から改定すると発表した。これまで月額950円(税別、以下同)の有料オプションだった090音声通話を標準搭載とし、050のIP電話と合わせて2つの電話番号を持てるようにした。ネットやSNSが使い放題の点は継承しつつ、新たにアプリのダウンロードも使い放題とする(動画視聴のみ使い放題の対象外を継承)。カメラのキタムラでの取り扱い店舗も拡充し、担当者と対面で契約できるメリットも訴求する。プランの改定対象はトーンモバイルのオリジナルスマホ向けプランのみで、iPhoneで利用できる「TONE SIM(for iPhone)」は対象外。
トーンモバイルは、月額1,000円でデータ通信が使い放題のプランのみを用意している。これまで、音声通話はIP電話を利用する050IP電話サービスのみを搭載し、090音声通話サービスは月額950円のオプション扱いだった。今回、これを標準装備とした。通話料は18円/30秒だが、「090電話かけ放題オプション」(月額950円)を契約すると5分以内の国内通話が回数無制限でかけ放題となる。050IP電話、090音声通話のどちらも、詐欺電話などの可能性がある電話番号からの着信時にAIで検知して画面に警告を表示する「あんしん電話」を搭載している。
高速通信の制限も緩和した。従来は、動画視聴に加えてアプリのダウンロードはデータ通信使い放題の対象とならず、別途有料の高速チケットを購入する必要があった(Wi-Fi接続時は不要)。今回、アプリのダウンロードも使い放題の対象に含め、高速通信制限は動画視聴のみとした。高速通信制限緩和の変更は2021年4月以降の予定。
契約やサポートは、オンラインに加えて「カメラのキタムラ」の店舗でも対応する。キタムラでの取扱店舗は春までに100店舗に拡大し、全国の46都道府県で展開する。