JR東日本盛岡支社と青森市、青森県、青森商工会議所は25日、4者連携による魅力あるまちづくりの実現に向けた取組みとして、JR東日本が青森駅自由通路を整備した後の現青森駅東口駅舎跡地を活用した駅ビルの開発を推進し、青森市と青森県も新駅ビルを活用した施設整備に向けて取り組むと発表した。
JR東日本と青森市、青森県、青森商工会議所は2018年6月、「青森駅周辺のまちづくりに関する連携協定」を締結し、「AOMORI CONNECTION」のロゴ策定やイベント連携、青森駅周辺のにぎわい創出を4者で連携し、検討・実施してきた。現青森駅東口駅舎跡地を活用した駅ビルの開発と新駅ビルを活用した施設整備も、4者連携による魅力あるまちづくりの実現に向けた取組みとなる。
4者の検討・推進内容として、JR東日本が駅ビル開発の全体計画を推進し、青森市が市内の文化芸術拠点(市民美術展示館)を移設、青森県が県内の縄文遺跡群に関する情報発信拠点を整備し、青森商工会議所が青森駅前エリアを中心とした市街地活性化や産業振興に資する事業を推進する。
駅ビル着工は2021年度末を予定し、2024年度に完成予定。新駅ビルは鉄骨造り地上10階建で、建築面積は約1万3,200平方メートル、延床面積は約1万7,800平方メートルの規模となる。1~3階を商業施設としてJR東日本青森商業開発が運営。4階を行政施設として青森市・青森県が運営し、4~10階をホテルとして城ヶ倉観光と慈恵会が運営する。