博展は2月24日、生活者のSDGsに対する企業ブランド調査「Japan Sustainable Brands Index(以下、「JSBI」)」のランキングを発表した。調査は2020年12月2日~25日、全国の18~79歳の男女を対象にWebで行われた。回答回収数9,000サンプル。調査対象企業は180社。
調査では、SDGsに貢献しているイメージがあるかを100点満点で評価する「SDGs貢献イメージ得点」と、SDGsの17目標について、企業が取り組むことが重要かを測る「重要度」および実際に各企業がこれらの目標に取り組んでいると思うかを測る「SDGs企業評価」から成る「SDGs評価得点」を基準化し、評価している。
その結果、「トヨタ自動車(TOYOTA)」が112.86点という圧倒的な高評価で1位に。SDGs貢献イメージ、SDGs評価得点でも1位を獲得した。続く2位は「良品計画(無印良品)」(108.76点)、3位「味の素(AJINOMOTO)」(108.74点)、4位「日立製作所(HITACHI)」(108.60点)、5位「住友林業」(108.09点)と続いた。
分析対象企業180社を17の業種に分類した業種別の傾向をみると、特に評価の高い業種(上位の中でも全ての企業が100点を超えた業種)は「素材・化学・機械」で平均得点103.39点。9社全てが100点を超えており、最高位は15位の「クボタ(Kubota)」(105.38点)、次いで20位に「王子ホールディングス(ネピア他)」(104.86点)、22位「旭化成(AsahiKASEI)」(104.74点)と続き、最低位は81位という結果に。総じて評価が高く、業種内格差も小さくなっている。
次に評価が高かった業種は「薬品・医療用品」で平均得点103.11点。33位にランクインした「ロート製薬(ROHTO)」(103.83点)を筆頭に、37位「ユニ・チャーム(unicharm)」(103.56点)、38位「ジョンソン・エンド・ジョンソン」(103.54点)と続き、最低位64位までの6社全てが100点を超えた。こちらも総じて高い評価で、業種内格差としては最少となっている。
なお、「SDGsに貢献する企業ブランド調査」JSBI 21位~50位のランキングは以下のとおり。