女優の高梨臨が、3月4日に放送されるテレビ朝日系ドラマ『遺留捜査』第6シーズン(毎週木曜 20:00~)の第8話にゲスト出演する。

  • 高梨臨=テレビ朝日提供

上川隆也演じるマイペースで空気を読まない刑事・糸村聡が、遺留品から事件を解決していく同作。第8話では、映画撮影中のオープンセットで女子大生の遺体が発見される。被害者が持っていた赤いお手玉には、現在と過去の事件をつなぐ秘密が隠されていた。

高梨が演じるのは、遺体の第一発見者・大峰恵。12年続く時代劇シリーズ『剣戟炎武(けんげきえんぶ)』の主演を務めてきたストイックな映画女優で、劇中劇では“女剣士”に扮して華麗なアクションを披露する。第8話は、ワンカットで追いかける高梨の流れるような殺陣からスタート。冒頭から見逃せないシーンとなっている。

さらに、特撮ドラマ『仮面ライダージオウ』でヒロイン役を演じた若手女優・大幡しえりも出演。赤いお手玉の持ち主で被害者の女子大生・西沢紗香を演じる。暴露本系の出版社に内定が決まり、潜入取材のために撮影所に入り込んだ西沢は、大峰の何を暴きたかったのか。そして、なぜ殺されなければならなかったのか。

高梨が、今回の役どころについて語った。

――恵はどんな女性だと思われましたか?

「強くいないと!」と思っている女性だと感じました。「自分が頑張らないと……」と、あえて自分を孤独にして、奮い立たせているような弱さと強さを持っているなと思ったので、その危うい強さを表現できたらなと思い演じさせていただきました。

――殺陣シーンのエピソードを教えてください。

久しぶりのアクションだったので、撮休の日にもお願いして稽古をしていただきました。ずっと戦うかっこいい女性の役をやりたかったので、劇中劇の中ですが、とても楽しめました。最初のアクションシーンは長いワンカットで、何度もリハーサルをして挑んだので、ぜひ見ていただきたいです。

――上川隆也さんとは初共演ですが、印象は。

上川さんは、とても優しい空気をまとった方で、この作品のチームにすっと私を馴染ませてくれました。撮影はとにかく寒かったのですが、いつも気遣ってくださり、素敵な座長でした。

――視聴者へメッセージをお願いします。

ドラマの1話とは思えないほど内容が詰まった作品になっていると思います。アクションにも挑戦させていただきましたし、ドラマの中に出てくる劇中劇の台本は、中身が映らないのに最初から最後まで作られているんです。そういうスタッフさんの想いがつまった作品に参加できてとてもうれしかったです。物語自体も、切ないけど温かい想いがつまったドラマになっているので、ぜひ楽しんで見ていただきたいです。