女優の平祐奈が、フジテレビの動画配信サービス・FODの連続ドラマ『ヒミツのアイちゃん』(20日配信スタート、毎週土曜0:00最新話配信)に主演している。
演じるのは、負けず嫌いで男勝りな女子バスケ部のスター選手でありながら、メイドカフェで働くことで乙女心に火がつく女子高生。劇団EXILE・佐藤寛太ら共演者たちと「マブダチ」と言うほどの仲になったという平に、作品に臨んだ心境や、撮影の裏側などを聞いた――。
■撮影までギリギリの時間でバスケ練習
――作品の最初の印象は、いかがでしたか?
先に台本を読んですごく面白くて、その後に漫画を読んだら、台本のほうがさわやかに描かれているなと思いました。でも、ツッコミどころ満載なので、愛子の不器用さだったり負けず嫌いさだったりが面白くて、どんどん読み進んじゃいました。
――男勝りで超負けず嫌いという愛子のキャラクターに共感する部分はありますか?
負けず嫌いなときもあるかもしれないですけど、あんなにズカズカとライバル心を燃やすような感じは、あんまりないですね(笑)。でも、本当は自信がないのに勝負事になると強く出ちゃうところは、憎めないかわいらしさがあって、いいなあと思いました。
――役づくりでバスケの練習は結構されたのですか?
実は撮影までギリギリで時間がなかったので、撮影当日に教えてもらうという感じでした。経験も全然ないので、ドリブルとかできる範囲のことをとにかくやって、あとは表情を作ることを意識してましたね。
――スポーツ経験は?
全然やってなくて、茶道部とブラスバンド隊でした(笑)。あとはフィギュアスケートをやっていたくらいで、全然ボールに触れることはなかったんです。兄がバスケ部だったので、たまに一緒に遊ぶくらいでした。
■ショートカット姿に「イケメン!」
――今回はショートカットという役柄ですね。ウィッグだということですが、ここまで短くしたことはありましたか?
初めてでした。最初にこの話を頂いたときは、ショートカットでバスケ部の女の子は自分とかなり違うので、ハマらないんじゃないかと思って、すごい心配な部分もあったんです。でも、いざ現場に行ってショートのウィッグをかぶってみたら、みんなに「イケメン!」って言われてうれしくなっちゃって(笑)。口調も男の子っぽいので、新しい経験で楽しかったです。
――やっぱり短いほうが楽ですか?
楽ですね。でも長いほうがアレンジも効くし、自分に合ってるのは長いほうかなって思いました。
――女子高生・愛子と、女子大生・舞という実質一人二役でもありますが、切り替えの難しさなどはありましたか?
あんまりそんな風には感じなかったです。普段の自分に近いのは舞ちゃんのほうで、男っぽい愛子のセリフを覚えてるときは違和感があったんですけど、現場に入ったらすんなり言えて、撮影期間中は自分自身も愛子っぽい口調になっていたんです。それが兄としゃべるときに出ちゃって、怒られたりもしたんですが(笑)