東京ドームシティ シアターGロッソにて『魔進戦隊キラメイジャーショー』のシリーズ第4弾「Gロッソ最終決戦 輝け!キラメキの光!」が好評公演中である。

テレビ放送がクライマックスに迫るなか、『魔進戦隊キラメイジャーショー』もシリーズ最後となる第4弾を迎えた。

第3弾の特別公演でも活躍した「素顔の戦士たち」キラメイレッド/熱田充瑠(演:小宮璃央)、キラメイエロー/射水為朝(演:木原瑠生)、キラメイグリーン/速見瀬奈(演:新條由芽)、キラメイブルー/押切時雨(演:水石亜飛夢)、キラメイピンク/大治小夜(演:工藤美桜)に加えて、第4弾ではキラメイシルバー/クリスタリア宝路(演:庄司浩平)が加わって、豪華絢爛、文字どおりキラキラと輝くアクションや演技で大勢の子どもたちを魅了している。

※記事ではショーの内容に触れている箇所があります。まだご覧になっていない方はご注意ください。

第4弾の脚本・演出を手がけたのは、『キラメイジャー』テレビシリーズでも活躍した井上テテ氏。アクション監督は渡辺智隆氏が務めている。


「Gロッソ最終決戦 輝け!キラメキの光!」の大まかなストーリーは次のとおり。ヨドン軍最強の邪面師・ショーケース邪面が現れ、シアターGロッソを占拠。彼は闇のショーケースに子どもたちを包み込み、兵士ベチャットに変えようと企むが、そこにさっそうとキラメイジャーが登場。過去に倒された邪面師のコピー体と果敢に戦うキラメイジャーだが、Gロッソ全体を巨大なショーケースで覆ったショーケース邪面は"闇"の力でマブシーナや充瑠たちの輝きを奪い、大ピンチに陥れた。キラメイジャーを助けるためには、子どもたちが持つキラキラした輝きのパワーが必要だった――!

シアターGロッソの立体的なステージを縦横無尽に活用し、小宮、木原、新條、水石、工藤、庄司それぞれのダイナミックなアクションが見られた。特に序盤での、ベチャットと立ち回りながら1人ずつキラメイチェンジしていくアクション演出は、スピーディかつダイナミックで、必見といえる。

新型コロナウイルス感染予防防止対策として、従来のように子どもたちからヒーローへ"声援"ができなくなった代わりとしてに、応援グッズの「Gロッソオリジナル キラメイジャーペンライト」が販売された。こちらを用いての"光による応援"と"拍手&手拍子"がステージ上のキラメイジャーを勇気づけるエネルギーとなり、ショーの演出効果を高めた。

ショーだけのオリジナル邪面師・ショーケース邪面はベチャットを素材として、過去の邪面師のコピー体を生み出すことができる。今回はラグビー邪面、マネキン邪面、ヒャクニンイッシュ邪面、デジカメ邪面、マンリキ邪面と、テレビシリーズでも印象的な戦いを繰り広げた邪面師たちが復活。マンリキ邪面と対面したキラメイブルー/時雨は、万力に頭を挟まれて大変な目に遭った過去のトラウマがフラッシュバックして、思わず声が裏返ってしまうほど取り乱していたのが印象的だった。

さらには凄腕スナイパーのシャドン、そしてガルザと、幹部クラスのコピー体も出現。ガルザとの因縁浅からぬキラメイシルバー/宝路が、本物とほとんど強さの変わらないコピー体を相手に一対一の激闘を展開するアクションは、必見の迫力である。

臨場感にあふれるキャラクターのライブアクションと共に、プロジェクションマッピングを駆使した映像表現も、観客の興奮を高めた。キラフルゴーアローを召喚してゴーキラメイジャーとなったレッドたちが、制限時間の「100秒」以内で邪面師たちを倒すくだりでは、ステージ上にタイムカウンターが出てタイムアップまでのカウントダウンを示すという、粋な演出が施されている。

みごとヨドン軍を撃退したキラメイジャー6人とマブシーナは、改めて子どもたちのためにスペシャルショーを行うと宣言。充瑠、為朝、瀬奈、時雨、小夜、宝路がそれぞれのキャラクターソングをメドレー形式で歌ってダンスする姿は、最高にキラキラと輝いていた。元気のよさを打ち出した充瑠、シャープなポーズが決まる為朝、正統派アイドル的振り付けの瀬奈、時代劇の殺陣とコント風オチが冴えわたる時雨、しっとりムーディーに迫る小夜、力強い80年代ヒーローソング調のパフォーマンスで圧倒する宝路と、それぞれの濃密な個性が爆発していた。

最後は、エンディングテーマ「キラフル ミラクル キラメイジャー」に乗せて、キャスト全員で「キラメイダンス」を披露。子どもたちからの大きな拍手を受け、30分にわたるステージはフィナーレを迎えた。

東京ドームシティ シアターGロッソ『魔進戦隊キラメイジャーショー』シリーズ第4弾「Gロッソ最終決戦 輝け!キラメキの光!」は、3月21日(日)までの土・日・祝に開催。詳細は、シアターGロッソの公式サイトを参照していただきたい。

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