テレワークなどで家に閉じこもりがちな毎日、あまり体を動かすことがない分、食欲もなくなりがち。そんな世の中をパーッと笑顔にしてくれてお腹も満たしてくれる「コロッケのころっ家」が新小岩にオープン。発表会に行ってコロッケの話を聞いてからコロッケを食べてみた!
なぜ今、コロッケさんがコロッケ屋を?
「コロッケのころっ家」は、JR総武線 新小岩駅南口から徒歩5分、ルミエール商店街に2021年2月16日オープン。コロナ疲れで気分が沈みがちな世の中だが、少しでも明るい笑顔を食卓に届けたいとの思いで誕生したコロッケ専門店だ。単なるタレントの店というだけには終わらない本格的な味わいを提供するのはもちろんのこと、コロッケの奇想天外な芸風を表現すべく、コロッケを使ったスイーツなども販売される。
それにしても、コロッケがコロッケ屋をやるというのはベタ中のベタな話。これまでにあってもおかしくはないが、発表会に登壇したコロッケによると「コロッケ屋さんをやりたい」という話をもらうことはかなり昔からあったという。その当時はそれより芸を磨きたかったというコロッケだが、コロナ禍でエンタメ界も大きな打撃を受けていることもあり、何か新しいことをやらないといけないと思い立ったそうで、同じく苦境に立たされている飲食業界に参入することで、「コロッケという名前を良い意味で町おこしに使ってもらえたら」との思いで、「コロッケのころっ家」オープンに至ったという。その第一号店として選んだが新小岩。コロッケにとって新小岩は、若い頃に営業で行ったスナックなどで可愛がってもらった愛着のある街なんだとか。
こだわりのコロッケが種類豊富にそろう
今回のオープンにあたり、コロッケは自ら試食しながらメニュー開発の試行錯誤にも携わっているという。どんなコロッケがあるかというと、「特製和牛ビーフコロッケ」(税込150円)「特製しそと塩昆布のコロッケ」(税込150円)や、イタリアンっぽい「特製トマトチーズコロッケ」(税込220円)、大分・湯布院の生乳使用「きのこグラタンコロッケ」(税込220円)、福岡の明太子がたっぷり入った「明太クリーミーコロッケ」(税込240円)、小松菜、お揚げ、鶏肉を入れた新小岩限定の和風コロッケ「新小岩コロッケ」(税込180円)等々、どれを食べようか目移りしてしまうほど。
さらに、コロッケおすすめの「いももち」(8個)は、5種のフレーバー(あおさ塩/キムチ/カレー/コーンポタージュ各税込200円、トリュフ塩が税込250円)をふりかけて食べるおやつ感覚のメニューで子どもに喜ばれそう。また、「抹茶のコロッケパフェ」「かぼちゃとさつまいものコロッケパフェ」(各オープン特別価格税込500円)なんていうスイーツもあり。コロッケ曰く、「合わないと思うでしょうけど、合います! イケてると思います」とのこと。
尚、店内には常時ものまねによるBGMが流れており、発表会では曲中でものまねしている方々にまつわるエピソードを語りつつ、長渕剛、美川憲一、田原俊彦らの真似を披露。なんだか得した気分だ。
「特製和牛ビーフコロッケ」のお味は?
時節柄、試食は持ち帰りで、ということでお土産にいただいた「特製和牛ビーフコロッケ」を帰ってすぐに食べてみた。
見た感じはオーソドックスなコロッケ。大きさは縦9cm横6cm厚さ1.5cm~2cmほどで、食べ応えあり。北海道産じゃがいも、淡路島産たまねぎ、黒毛和牛を使用したというこだわりの素材が存分に存在感を発揮しており、ホクホクしたじゃがいものほどよい甘みとたまねぎの食感、お肉の旨味がギュッと凝縮されていて、これは庶民のごちそう最上ランクっていう感じ。レンジで温めても油っこくないし、そのままでも十分美味しく食べることができた。もう1つ、「特製和牛入りジューシーメンチカツ」(税込290円)もいただいた。黒毛和牛、もち豚、淡路島産たまねぎを使用しており、ジューシーな肉の美味さと絶妙な味付けはこれまたごちそう感たっぷりで美味しかった。
運営するコロッケエンターテイメントフーズでは、今後はフランチャイズ、キッチンカーも展開予定。その土地柄を活かしたメニューや、季節ごとに新しいコロッケを開発・販売いくという。フランチャイズ加盟店がオープンする際には、コロッケ自身がご当地メニューのアイディアを出したり、店舗にも必ず足を運ぶそうだ。食べて笑顔になれる「コロッケのころっ家」、うちの近所にもできてほしいなあ。
●information
コロッケのころっ家
東京都葛飾区新小岩1-54-3
営業時間:11:00~20:00
※緊急事態宣言のため、短縮営業中