女優業を中心にモデルやグラビアなどマルチに活動している劇団4ドル50セントの安倍乙(21)。東映が手掛けるドラマ『麻雀宝湯記 石和の亀篇・伊東の黒豹篇』(各種動画配信サービスにて配信中)で初主演を果たした。2017年8月に劇団員として活動をスタートさせてから約3年半。安倍にインタビューし、女優業のやりがいやグラビアとの両立について語ってもらった。また、「石原さとみ似」と言われていることへの本音も聞いた。
女優を目指したきっかけは、大阪芸術大学の舞台芸術学科に通っていた姉の出演舞台を見たこと。「普段の姉とは違う表情が見られたりしてすごく魅了され、女優のお仕事に憧れるようになりました」と振り返り、「その後、いろんなオーディションを受けたのですが、なかなか受からなくて、これに落ちたらあきらめようと思って受けたのが劇団4ドル50セントのオーディションでした。それに受かり、興味があったことを仕事にできているので誇らしいです」とうれしそうに話した。
劇団4ドル50セントの公演のほか、ドラマ『おっさんずラブ』(テレビ朝日)や映画『転がるビー玉』などにも出演。さまざまな作品に出演する中で女優の面白さを感じているそうで、「普段できないことができる。『劇団4ドル50セントとろりえの年末』という舞台でパンクロッカーに恋する女性を演じたのですが、破天荒な役でメイクもすごくて、役によって違う人になれるのがお芝居の魅力だし楽しいなと思いました」と醍醐味を語った。
美ボディを武器にグラビアでも活躍している安倍だが、最初は「とても抵抗がありました」と告白。だが、グラビアデビューとなった『週刊プレイボーイ』2018年2月26日号の台湾ロケで、一気に抵抗がなくなったという。
「初めてのグラビア撮影が過酷で(笑)。台湾は暖かいイメージでしたが撮影した12月は寒くて、外での水着撮影は極寒なわけです。しかも、人通りの多い場所でいきなり水着になって撮影を始めたので、『なんだあれは!』という感じで見られて、写真も撮られて(笑)。でも、初めてのグラビアが過酷すぎたので、それで逆に殻を破れた感じがあり、それ以降の撮影は恥ずかしいという感情がなくなり、最初の『週プレ』の経験が生きているなと思います」
そして、今ではグラビアも面白さを感じているそうで、「いろんな表情を引き出してくださるし、カメラマンさんによって、艶っぽく撮る方もいるし、“南国でイエーイ!”みたいな元気な感じで撮る方もいるし、全然違った印象になるので、そこがすごく面白いです」とやりがいを明かす。
また、グラビアの活動が女優業にも生かされていると実感しているという。「台湾での経験によって人目を気にしなくなり、演技においても恥ずかしさがなくなりました」と、思い切り演じることができるようになったそうで、「殻を破るのって大事なんだなと思います」と笑った。
美ボディの秘訣も聞いたが、普段は何もしておらず、撮影の直前に食事制限をする程度とのこと。「昔からテスト勉強も1週間前からガッとやるタイプで(笑)。撮影前の1週間くらい頑張って、撮影が終わるとまた食べてしまうので、常に撮影OKでいられるように日々努力できる人になりたいと思っています」と打ち明けた。