日立グローバルライフソリューションズは、冷凍・冷蔵・常温対応の食品貯蔵庫「スマートストッカー R-KC11R」など2製品を発売する。推定市場価格(税別)は、スマートフォンと連携するR-KC11Rが80,000円前後、スマートフォン連携機能を持たないR-K11Rが70,000円前後。
R-KC11Rは、食品のストック管理をスムーズに行えるよう設計された、スマートフォンアプリと連携する小型(113L)の冷凍・冷蔵庫。スマートフォン用の「日立冷蔵庫コンシェルジュ」アプリを使って、食品のストック管理や購入をサポート。ストック管理したい食品を登録すると、庫内の2段目と5段目に搭載した重量センサーでその重さを検知し、ストック状況をアプリ画面上に表示する。
食品が少なくなったらアプリのホーム画面に通知。事前によく使う購入先を登録しておくと、アプリの「購入する」ボタンから登録したECサイトに移動して、スムーズに買い足せる。現在はR-KC11Rの購入者を対象に、ニチレイフーズのオンラインサイトで使える5,000円分割引クーポンが当たるキャンペーンを実施しており、今後もこうした食品メーカーとの協業を予定している。
庫内の温度を冷凍(約-18℃)、冷蔵(約2℃)、常温(約15℃)に切り替えられる「ぴったりセレクト」機能を搭載。冷蔵モードは、庫内全体(ドアポケットを除く)がチルド温度約2℃・湿度約80%となる「まるごとチルド」で、食品の鮮度が長持ちしやすい。まるごとチルドは日立の大型冷蔵庫でも搭載されており、一例として、サラダにラップをかけなくても乾燥を抑えられるという。また、常温設定は電源がオフになるのではなく、冷蔵設定に対して消費電力量を約40%低減する状態で運転する。
インテリアになじみやすいシンプルでフラットなデザインを採用。本体もコンパクトなため、キッチンだけでなく、さまざまな空間に置きやすい外観だ。
R-KC11RとR-K11Rは、冷凍・冷蔵庫としての性能は同等。両モデルとも本体サイズは幅46cm×奥行58.5cm×高さ111cm、重さは約31kg。定格内容積は113L。カラーはシャンパン。