2月27日から2週にわたりWOWOWプライムで放送される『ドラマWスペシャル あんのリリック-桜木杏、俳句はじめてみました-』(全2話 土曜 21:00~)の完成報告会が15日、オンラインで開催され、広瀬すず、宮沢氷魚、文晟豪(ムン・ソンホ)監督が出席した。

  • 『ドラマWスペシャル あんのリリック-桜木杏、俳句はじめてみました-』の完成報告会に出席した文晟豪監督、広瀬すず、宮沢氷魚(左から)

    『ドラマWスペシャル あんのリリック-桜木杏、俳句はじめてみました-』の完成報告会に出席した文晟豪監督、広瀬すず、宮沢氷魚(左から)

俳句とさまざまなジャンルのコラボを成功させてきた俳人、堀本裕樹の青春俳句小説『桜木杏、俳句はじめてみました』をドラマ化した本作。主演の広瀬すずが芸大生リリックライターの桜木杏、宮沢氷魚がコピーライターの連城昴を演じる。2人が織りなす、言葉をめぐる熱い魂のぶつかり合いを描き出す。

俳句とラップを融合するなど、今までにないテーマを掲げた同ドラマ。広瀬は「今まで感じなかった景色が見えたし新鮮で意外とすんなり入っていけましたね」と違和感はなかったようで、宮沢も「最初は俳句とラップの融合なんて無理だと思いましたが、台本を読んで自分の思っていることや景色を誰かに伝えるのはどっちも持っていたので、言葉の力を感じることができました」と学ぶことが多かったという。

また、同ドラマで広瀬は初めてラップに挑戦。2019年の連続テレビ小説『なつぞら』で共演した板橋駿谷とラップバトルを繰り広げる。「プライベートでも仲が良いので遠慮なしに。でもあっちは普段からすごいラップが好きで、ずっと身体を横乗りにした感じなんですよ。私も負けじとやろうかなと思い頑張って挑戦しました。言葉をぶつけたくなる気持ちにはなりましたね」と本気でバトルを繰り広げたといい、その姿に宮沢は「本当にすごかったですよ。鳥肌が立ちました。他にもラップのシーンがあるんですが、どれも素晴らしく、初めてとは思えないぐらい完成度が高くてそこは相当見どころですね」と褒めた。

ラップだけでなく、同ドラマでは俳句にもフィーチャー。撮影では句会で自身の俳句を披露しているが、この日も前日のバレンタインデーにちなんだ俳句を発表することに。「この想い 散ってなくなれ チョコ桜」という俳句を詠んだ広瀬に対して宮沢は「"チョコ"と"桜"をくっつけようというのは、さすがすずちゃんですよ」と誰も思い浮かばない言葉選びを指摘すると、当の広瀬は「マネージャーさんにドヤ顔で『決まりました!』って言いに言ったんですけどね」と照れ笑いを浮かべていた。