俳優の吉沢亮が主演を務める大河ドラマ『青天を衝け』(NHK総合 毎週日曜20:00~ほか)の第1回が14日に放送され、世帯平均視聴率が20.0%だったことが15日、明らかになった(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。
大河ドラマ第60作となる本作は、新一万円札の顔としても注目される渋沢栄一の生涯を描く物語。幕末から明治へ、時代の大渦に翻弄され挫折を繰り返しながらも、青天を衝くかのように未来を切り開き、約500の企業を育て約600の社会公共事業に関わった“日本資本主義の父”で、晩年は民間外交にも力を注ぎ、ノーベル平和賞の候補に2度選ばれている。
第1回では、街道を馬に乗って走る徳川慶喜(草なぎ剛)とその家臣・平岡円四郎(堤真一)一行を、栄一と渋沢喜作(高良健吾)が懸命に追いかけ、栄一(吉沢)が仕官の意志や自身が抱えている思いを慶喜に伝えるシーンも描かれた。
制作統括の菓子浩氏は「クランクインが2カ月遅れるなどコロナ禍の影響を受けましたが、感染対策を取ながら撮影を進めてまいりました。無事初回をお届けすることが出来てホッとしております。また、2月14日という異例の時期のスタートにもかかわらず、多くの皆さまにご覧いただけたことを大変ありがたく思っています」と感謝。「渋沢栄一は、逆境にあっても必ず復活し、未来への道を切り拓いた人でした。先が見通せない時代だからこそ、挫けることなく走り続ける渋沢栄一の物語をエネルギッシュにお届けしたいと思っております。どうぞよろしくお願いします」と意気込んでいる。
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