お笑いコンビの阿佐ヶ谷姉妹が、14日に開催されたフジテレビのトークイベント『久保みねヒャダこじらせオンラインライブ#9』にゲスト出演し、「細かすぎて伝わらないモノマネ」の名シリーズ誕生秘話を明かした。

  • (上段左から)能町みね子、久保ミツロウ、ヒャダイン (下段左から)木村美穂、渡辺江里子

漫画家の久保ミツロウ、コラムニストの能町みね子、音楽クリエイターのヒャダインによる同イベント。昨年6月にもゲスト出演した阿佐ヶ谷姉妹だが、当時は自宅からのリモート参加だったため、「いよいよご対面させていただいて(笑)」(渡辺江里子)とご満悦の様子だ。

『とんねるずのみなさんのおかげでした』の「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」をきっかけにブレイクをつかんだ阿佐ヶ谷姉妹。最初は「由紀さおり・安田祥子姉妹」の歌マネを披露していたが、その後は「玄関開けたらいる人」などの“いる人シリーズ”で落下し続けている。

この変化のきっかけについて、渡辺は「歌だけで勝負というのが難しくなってきて、『他のネタでもいいですよ』と言われたんですけど何にも出てこなくなって、どうしようかな…と途方に暮れて、お台場に向かうりんかい線の中で、ふと『玄関開けたらいる人』というのを思いつきまして」と回想。だが、最初のスタッフへのネタ見せでは、「これはヒドいネタだなあ(笑)」と喜ばれたものの、「1回審議」と保留になった。

その後、「あれは『やついフェス』に出させてもらった後、渋谷のラーメン屋さんに入りかけたときに、ちょうど(放送)作家さんから連絡があって『あのネタだけ合格にしたので、1本でもいいから出てください』と言われたんです」と出場権を獲得。「あれが反応を頂いて、世の中の私たちに似た若干グレーゾーンというかヤバめ人とか、そういう方をいろいろとやるようになりました」と人気シリーズになり、ヒャダインは「見た目普通なのに、ちょっと狂気をはらんでいる人が一番不気味ですからね」とヒットの要因を分析した。

ラーメン屋に入りかけたときに連絡を受けたことなど、渡辺の鮮明な記憶に、相方の木村美穂は「すごいよく覚えてるわねぇ」と感心。渡辺は「すっごい覚えてるの、ターニングポイントだったから」と強調しつつ、「美穂さんは覚えてない人だと思う。動物の顔は覚えてるけどね」と、知られざる木村の特技をサラッと明かした。

ほかにも、『FNS歌謡祭』でのTHE ALFEEとの共演秘話や、阿佐ヶ谷姉妹のマネージャー陣が着眼点にどよめいたという「2021年冬 好きな液体ベスト3」を久保みねヒャダも含めた5人で発表するコーナー、カラオケの十八番を阿佐ヶ谷姉妹がアカペラで披露するなどして盛り上がり、渡辺は「リモートのときにはない共有感が、とっても楽しかったです」と充実の様子だった。

この模様は、21日23時59分まで追っかけ再生が可能。チケットは、17日23時59分まで販売されている。

そして、放送可能な部分のみ編集し、地上波フジテレビでは3月8日(27:15~27:45)、同19日(26:25~27:25)に放送。後日、同局の動画配信サービス・FODで配信される。

次回のオンラインライブは、3月13日にハライチ・岩井勇気を迎えて開催される。

(C)フジテレビジョン