劇場版『美少女戦士セーラームーンEternal』《後編》が上映開始し、公開記念舞台あいさつが2月11日開催された。今回、その模様が全国123館の映画館にてライブビューイング配信された。
今回のイベントには、90年代のTVアニメシリーズ放送当時からセーラームーン/月野うさぎを演じ続けている三石琴乃をはじめ、今作で物語の中心となるスーパーセーラーちびムーン/ちびうさ役・福圓美里、タキシード仮面/地場衛役・野島健児、そしてペガサス/エリオス役・松岡禎丞の4名が登壇した。
まず、後編が公開された気持ちとして、三石は「この空間がただただうれしくて、舞い上がってしまっています。みなさんの生活もガラッと変わって心配ごとが多いと思いますが、今日は少しでも楽しい時間をお届けできたら」と喜びの言葉を語る。
福圓も「スタッフ・キャストが頑張って作って、届けてきたので、そんなお披露目・お誕生日である今日、プロモーションの最後にこんなすてきな光景をみることができてうれしいです」と噛み締めた。
イベント初登壇となる野島は、「前編ではなかなか活躍の場がなく、病に伏せる衛でしたが、後編は成長を遂げた姿をお届けできると思います。自分自身のあり方を見つける、衛の存在を再認識させられる素敵なシーンがたくさんあります」と自信をのぞかせた。シリーズ初参加の松岡は、「オーディションの結果を聞いたときはドッキリかと思いました。台本をいただいたときは『んんんん~!!!!』と声にならない喜び。ラストのちびうさとのシーンはなんてすばらしいんだろう! とこれからの二人の関係性が未来に向かっている様子が描かれていて、今後の展開も気になります」と参加への喜びを改めて語りました。
そして、会場に月をかたどった花・フラワームーンが登場。これは、「25年ぶりの劇場版」を座長としてキャストを引っ張り、宣伝活動を完走した三石に感謝の気持ちを込め、『セーラームーン』を象徴する月をかたどった花でのサプライズ。
これを受け三石は、「聞いてない! 台本になかったよね!?」と驚きつつ感激。野島は「いつも支えてくださってほんとうにありがとうございます。いつも収録の時には衛になれるのか不安を抱えながら現場に行くんですが、マイク前に立ってちらっと三石さんを見ると、衛のやさしさやうさぎを大事にする心がすっと蘇ってきて。今日も三石さんは素敵だなって思いながら、衛になれています。三石さんがいてこその衛なんだといつも感じています」とコメント。
福圓は、「琴乃さんがいてくれるから、90年代テレビアニメと『クリスタル』が橋渡しされています。琴乃さんがいるから新シリーズがはじめられたと思います。いつも素敵で、ちょっぴり天然で、母性があって。キャスト・スタッフそして作品への愛情を感じます。琴乃さんこそがうさぎちゃんなんだなと思っています。これからもずっとうさぎちゃんであり続けてほしい」と語った。
そして、三石は「みなさんの気持ちがとてもうれしいです。後編の公開はもちろんですが、とても素敵な日になりました。みんなと一緒に楽しめてうれしいです。映画でも観ているかたにトキメキ・夢・恋などきらきら輝く宝石がたくさんつまった作品になっています。『美少女戦士セーラームーン』のおかげで今も声優としてここに立てています。感謝でいっぱいです。」と涙を浮かべながら感謝の気持ちを伝えた。