楽天は2月12日、同社の2020年度決算において、楽天モバイルのMNO事業「楽天モバイル」の累計契約申し込み数が、2021年2月8日時点で250万人を突破したと発表した。

  • 楽天楽天の2020年度決算資料より

楽天モバイルは、正式サービスの提供開始から約3カ月後となる2020年6月30日に、累計申し込み数100万回線を突破。その約6カ月後となる2020年12月30日に、累計契約数が200万回線を突破したと発表していた。増加の要因として、楽天モバイルでは「自社回線エリアの拡大や各種マーケティング施策が奏功した」ことを挙げている。

楽天グループの2020年度通期売上収益は1兆4,555億3,800万円で、前年同期比15.2%増。通期及び当第4四半期ともに過去最高となった。一方、2020年度通期の営業損失(国際会計基準)は938億4,900万円(前年同期比でマイナス約1,666億円)。特にモバイル事業で基地局設置の前倒しによる先行投資が続いており、同事業での営業損失(Non-GAAPベース)は約2,270億円に拡大した。

  • 楽天モバイル事業の概要

  • 5Gサービスは従来通り2021年Q2に開始する予定とした