3月19日公開の映画『トムとジェリー』の応援団結成&ゲスト声優発表イベントが10日、都内で行われ、飯豊まりえ、霜降り明星のせいや、粗品が出席した。
お調子者だが実はピアノの腕前はプロ並みでスポーツ万能と多才なネコのトムと、外見は可愛いけどズル賢くて情け容赦のないネズミのシェリーをコミカルに描いた『トムとジェリー』。最強コンビが誕生して80周年を迎える今年、同シリーズの劇場版が公開される。本作の日本語吹き替え版には飯豊まりえ、霜降り明星のせいやと粗品がゲスト声優に出演したことがこの日のイベントで発表。飯豊まりえが鳩DJ、公園にいる女性の2役を、せいやが悪魔のトム、粗品が天使のトムを担当した。
子どもの頃から大好きだったという『トムとジェリー』の声優に飯豊は「お母さんも大好きだし家族全員大好きなので、お話をいただいた時は本当にうれしかったです」とオファーを喜び、「向こうでは監督さんが担当したそうなんですが、アフレコの時は監督さんの勢いある手本に引っ張られそうになりました」とティム・ストーリー監督のアフレコに影響を受けたという。
霜降り明星のせいやと粗品は、アフレコ当日に天使と悪魔が決まったそうで、粗品が「『粗品さんの方が悪魔っぽいので悪魔でお願いします』と言われて当日はうれしかったんですが、何日かしたら失礼だったんちゃうか? と思いましたよ」と笑いを誘い、せいやは「天使のキャラクターを監督さんと一緒に作ったんですが、最終的には美輪明宏さんっぽいです(笑)。僕らの激しいシーンはぜひ見て欲しいですね」とアピール。そんなせいやと粗品の吹き替えに飯豊は「すごく面白かったしお上手でしたよ。おふたりの天使と悪魔のお芝居が面白くて、せいやさんの天使も喋り方がハマっていて笑っちゃいました」と絶賛した。
トムとジェリーは喧嘩もするけど大の仲良しだが、それにちなみ、「大嫌いだけど好きな関係、好きなモノは?」という質問に飯豊は「お芝居にしても喋ったりする時も大丈夫かな? と思っちゃうので、もっと器用になりたいと思うんです。自分しか好きになる人がいないので、大嫌いだけど好きになりたい自分です」と回答。一方の霜降り明星はせいやが「相方ですかね」と答えると、粗品から「キモいなお前」とツッコミを入れられる場面も。粗品もせいや同様に「相方」と答えると思いきや、「麻婆豆腐。辛いやつね。やっぱりめっちゃ味は好きなんですけど、お腹壊してしまうという。大嫌いだけど好きだという麻婆豆腐ですかね」と答えてせいやをガッカリさせていた。映画『トムとジェリー』は、3月19日より全国公開。