恋愛ツールとして普及している「マッチングアプリ」。本人確認なども行われることから、「安全に使える」と思っている人も多いよう。ただ、アプリ側の本人認証がどれだけ厳格でも、大小問わず、トラブルは起こっているみたいです。
熊本で中小企業診断士として活躍する、小野拓真@ひらくコンサルティング(@hiraku_smeclssa)さんもマッチングアプリ利用者ですが、ツイッターで「お金に関するやり取り」を紹介し、大きな注目を集めていました。その内容とは?
マッチングアプリにいる女の子から飲食店出したいからお金が必要だと言ったから、融資先一緒に探してあげるから事業計画書見せてと言ったら既読スルーされた
(@hiraku_smeclssa)より引用
このツイートには、「ワロタ。これぞプロの対応」「診断士らしい良い返し」「ついでに長い目で人生のライフプランシート作成と貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算のご提案も」など、小野さんの返し方に対する称賛の声が寄せられていました。
また、「出会い系で知り合った女の子に『3万が必要』って言われたので『ファミマでバイトしたら??』って返したらめっちゃくちゃキレられました」と言う読者や、「そうじゃないだろ、、、と聞こえてきそうですね笑」「これは、既読スルーされちゃいますね。w」とやり取りを楽しむ読者もいました。
マッチングアプリは使うべき?
小野さんに、今回の顛末や経緯を聞いてみました。
――その女性とはその後、どうなりましたか?
小野さん: 「一応話を聞きたいから教えてよ」というようなLINEを送りましたが、返答はなく、連絡は途切れた形ですね。
――マッチングアプリを利用したきっかけは何でしょうか。
小野さん: もちろん恋人探しです。個人事業主で出会いがまったく無いから、良い人がいればと思い登録しました。
真面目に恋愛相手を探している小野さんですが、今回のような残念な相手も多いそうです。他の事例も聞いてみました。
小野さん: よくあるのが本人写真の偽造です(笑)。以前、どう見てもモデルの生見愛瑠さんの写真なのに「自分の顔だ」と言い張る人がいましたね。また、私より年下なのに「ママ活で融資したい」と声をかける人、「株トレーダー注目の株があるから一緒にやらないか」と話す人もいるなど、あの手この手で騙してこようとする人がいるのを知りました。
――「マッチングアプリだから安全」とはいかないようですね。もし友人が利用を検討していたら、何とアドバイスしますか?
小野さん: 恋人を探しているなら、使うべきだと思います。ただマッチングするにはコツが必要なので、まずはそれを勉強すること。あと、根気強くやり続ける事が大事だと伝えますね。
昨年7月の熊本豪雨で被災した人吉市の経営者支援を、公的機関に登録して行っている小野さん。水害とコロナ禍で「どうすればよいか分からない」と悩む相談が多いと話します。
「市内の事業者をサポートするための『人吉なりわい再建サポートセンター』に、愚痴レベルでよいので足を運んでみてください」と、強い熊本愛を感じさせるメッセージを最後に頂きました。
マッチングアプリにいる女の子から飲食店出したいからお金が必要だと言ったから、融資先一緒に探してあげるから事業計画書見せてと言ったら既読スルーされた
— 小野拓真@ひらくコンサルティング (@hiraku_smeclssa) February 6, 2021