ソフトバンクは、ウィズコロナ時代に対応することを目的に、スマートフォン(スマホ)などのサポートを安心して受けられる取り組みを強化すると発表した。

目指すのは「ショップの混雑緩和や滞在時間の短縮」「オンラインを通した非対面による接客の強化」「オンラインでの購入後のサポート強化」だ。

具体的には、利用料金の確認や契約内容の確認・変更などの手続きができる「My SoftBankアプリ」の機能拡張のほか、充実したカリキュラムでユーザーをサポートする「スマホ教室」の拡充、機種変更の登録手続きの一部をユーザー自身で行う「かんたん手続き」の導入、ショップのサポート内容の明確化およびメニュー化を順次実施していくという。

「My SoftBankアプリ」は、2021年3月以降順次アップデート。このアップデートによって、ユーザーは、自身が通いやすいソフトバンクショップを、「My SoftBankアプリ」上で「マイソフトバンクショップ」として登録できる。

「マイソフトバンクショップ」を登録しておけば、ショップでのサポートが必要になった際に、「My SoftBankアプリ」から来店予約が可能。また、「マイソフトバンクショップ」からは、スマホ教室やお得な情報などが「My SoftBankアプリ」に自動で配信される。

「スマホ教室」の拡充では、ソフトバンクが独自に資格認定するスマホのスペシャリストを全国2,000人まで順次拡大し、「スマホ教室」を全国のソフトバンクショップで開催。そのほか、2020年7月13日から提供しているZoomミーティングを活用した遠隔サポート「オンラインスマホ教室」でも、カリキュラムに沿った体験型の講座のほか、キャッシュレス決済サービス「PayPay」やネットショッピングの利用方法をレクチャーする。Zoomミーティングの使い方教室を併せて開催することで、誰でも安心して「オンラインスマホ教室」を利用できるよう、サポートしていく。

さらに、2020年10月から100店以上のソフトバンクショップで導入している、機種変更の登録手続きの一部をショップに設置した専用端末でユーザー自身で行う「かんたん手続き」を、2020年度中に1,000店まで拡大する予定だ。

料金プランや料金の見積もりなどは従来通りショップスタッフが説明し、そのあとの申し込み内容の確認や重要事項説明の動画視聴などをユーザー自身が行うことで、ショップスタッフとユーザーの接触機会の削減や、店舗滞在時間の短縮を目指す。

そのほか、オンライン購入の増加に伴い、初期設定や一部のサービスの設定作業について、各ショップでの対応の統一・一律化を目的に、2021年4月以降にメニュー化し、「スマホ設定サポート」として提供。各種設定のサポートは、ソフトバンクが実施している設定サポート講習を受講したショップスタッフが行う。

メニューは「My SoftBankアプリ」「PayPay」「LINE設定」などの無料のサポートをはじめ、「データ移行」(3,960円/件)、「フィルム貼り 」(1,100円/件)などを用意する。