俳優の神木隆之介が、パピレスが運営する電子書籍レンタルサイト「Renta!」のオリジナルレーベル「Renta コミックス」の作家として、オリジナル漫画を執筆することが10日に明らかになった。

  • 神木隆之介

    神木隆之介

今回の企画は、大の漫画好きで「Renta!」のCMにも出演する神木が、「Rentaコミックス漫画家募集制度」で漫画執筆にチャレンジするというもの。「Renta コミックス」では商業執筆経験者向けの「Renta コミックスパートナー漫画家募集制度」と、未経験者も対象となる「Renta コミックス漫画家募集制度」という2つの制度で常時漫画家を募集している。オファーを受けた神木は「未経験の自分がチャレンジすることで少しでも漫画家を夢見る方々の後押しになれば」と、プロジェクトに賛同、「Renta コミックス漫画家募集制度」を活用し漫画執筆に取り組むこととなった。

初の漫画執筆にあたり、原案だけなど誰かの力を借りるのではなく「自分の力で描いてみたい」という神木は、「今回の企画で僕の描いているところを見てもらって、そんなに上手くない僕みたいな人でも応募できるんだ! と思ってもらえれば最高です」とメッセージ。内容はほのぼの系四コマ漫画で「Renta コミックス」として4月の掲載を予定している。

10日より、神木の公式YouTube「リュウチューブ」でも本プロジェクトの動画を配信。『アクダマドライブ』を連載中の漫画家・大柿ロクロウ氏に教わりながら、実際に漫画執筆に挑む神木の密着風景を見せる。また漫画掲載に先駆け、神木考案のキャラクター設定画もお披露目。以前から「リュウチューブ」などにも登場する「Rくん」、実家で飼っていた甲斐犬がモチーフで小学生の頃から描いていたという犬の「なーすけ」、プライベートで考え方や性格に影響を与えてくれるという自身の親友からインスパイアされた「そーさん」の3体は、大柿氏も「めちゃくちゃ神木ワールド! 誰も思いつかない」と称賛した。

神木隆之介 コメント

・実際にチャレンジしてみて

難しかったです。最初は「キャラクターはこんな感じかな〜」とジャンル・性格・役割・セリフ……といわゆるプロットみたいなものを考えました。本当に大変です……! でもその経験と時間は自分だけが感じられるものだと思いますし、達成感や上手くできた瞬間の嬉しさとか、そういうことも含めてぜひ経験して(Renta! の漫画家募集制度に)応募してほしいなと思います。

・登場するキャラクターについて

Rくんは軽ーい気持ちで作ったキャラクターで、「本音」と「建て前」の「建て前」の部分を象徴していて、彼にいろいろ背負わせてみようと思っています(笑)一方で“なーすけ”というキャラクターは自分の気持ちに素直で、本当にしたいことを純粋に悪意なく行動に移せるキャラクター。Rくんとのギャップをつけました。
最後に(自身の親友からインスパイアされた)“そーさん”という大オチキャラが登場します。実は本人には言ってなくて勝手にいつもの呼び名“そーさん”という名前を使ってしまって申し訳ないので、メディアを通して謝罪したいです(笑)。僕の人生にとって必要不可欠な方で、僕の考え方や性格に影響を与えてくれている方。マンガ的に脚色はしていますが、彼のポジティブな価値観を皆さんにお届けしたいなとインスパイアされたキャラクターを作りました。

・Renta! の漫画家募集制度に挑戦してみたいという人や、漫画家を夢見る人に向けてのメッセージ

僕は、落書き程度のものしか描いたことがなかったので、はじめはやっぱり少し不安でしたね。「キャラの描き方」みたいな本は持っていたのですが、その本自体のレベルも高くて途中で読むのをやめてしまって……。映画『バクマン。』に出演した際に練習はしたのですが作画担当の役ではなかったですし、やり方も何も分からないまま突っ込んでいくことになるなと。
でもお話を聞くと、商業出版経歴のある方のサポートがあることと、僕みたいに「やり方は分からないけど絵を描くのは好きだから挑戦してみようかな」という方が、絵、マンガ、アニメなどの世界に触れられるきっかけになれるなら嬉しいなと思いました。今回の企画で僕の描いているところを見てもらって、そんなに上手くない僕みたいな人でも応募できるんだ! と思ってもらえれば最高です。初心者なので拙いところがたくさんあるかもしれませんが、新しい経験をさせていただくきっかけでもあるので、僕が勇気をもって踏み込んでつくった作品を皆さんに見ていただけたら嬉しいですし、自分が一所懸命頑張ったものが残るというのは本当に素敵なことだなと思っているので、皆さんにも体験していただきたいです。