ライオンは2月9日、「家事に関する意識・行動の実態調査」の結果を発表した。調査は2020年12月14日~15日、日頃何らかの家事を実施している20~50代の既婚男女1,035名を対象に定量調査(WEBアンケート)にて行われた。
新型コロナウイルスの感染症の流行や外出自粛などによる生活の変化を尋ねたところ、40.0%が「家事・育児をする時間が増えた」と回答し、男女ともに「減った」と回答した人を大きく上回った。
男女別で見ると、「家事・育児をする時間が増えた」と回答したのは男性35.2%(在宅勤務52.8%、勤め先勤務31.2%)、女性44.8%(在宅勤務女性63.6%、勤め先勤務女性39.8%、専業主婦43.3%)となった。
また、新型コロナウイルス感染症拡大以降の家事についての考え方を聞いたところ、「家で快適に過ごすために、家事は大切だと思う」という意見が最も多く、半数近い人がこのコロナ禍に改めて「家事の大切さ」を実感したよう。
男女差が大きかった項目は、「家事の負担を減らすために、手抜きをしたい」という考え方で、男性が12.8%だったのに対し、女性は34.7%と高い結果に。さらに、勤務形態別にみると、在宅勤務中心の男性は、「家事の大切さ」(52.7%)や「家事の多さ、大変さに改めて気づいた」(31.9%)、「家事の負担を減らすために、家族で家事を分担したい」(29.7%)、「今までやらなかった家事や料理に挑戦した(したい)」(22.0%)など、家事に対する前向きな姿勢がみられた。