劇場版『奥様は、取り扱い注意』(3月19日公開)の取り扱い説明会(完成報告会)が9日に都内で行われ、綾瀬はるか、西島秀俊、佐藤東弥監督が登場した。

  • 左から綾瀬はるか、西島秀俊

    左から綾瀬はるか、西島秀俊

同作は2017年10月~12月に日本テレビ系列にて放送されヒット。他人も羨むちょっとセレブな専業主婦だが実は元スゴ腕の特殊工作員という過去を持つ伊佐山菜美(綾瀬)が、持ち前の強さと賢さで次々とトラブルを解決していく。最終回では、実は公安のエリートでありながらそのことを隠し、菜美と結婚していた伊佐山勇輝(西島秀俊)が帰宅した菜美に拳銃を突きつける衝撃のシーンで終了していた。

2017年のドラマ版放送終了後、2019年に劇場版の撮影を行ったということで、久しぶりの撮影となった同作だが、綾瀬は「おお~って感じ。『兄ちゃん、会いたかったよ~』という感じでした」と再会を振り返る。「違う役でお兄ちゃんだったので、もう兄ちゃんって感じで、感動の再会を果たしました」と語り、大河ドラマ『八重の桜』で兄妹役だったことから「兄ちゃん」と呼んでいるという。西島は「僕はずっと"八重"と呼んでたんですけど、時間も経ったので”はるぼう"と呼んでます」と明かした。

気心が知れているだけに、西島は「『お兄ちゃん、遅いんだけど』『え、おれ!?』みたいなことを言い合いながら。お互い全然気を遣わないので、言いたいことを言い合える感じでした」と2人の仲を表す。綾瀬は「ドラマの方は共闘シーンがなかったんですよ。映画で初めて一緒に戦うから、息がぴったりでしたね」と西島に同意を迫り、西島は「むりやり! 目が怖いよ」と苦笑。西島はさらに「(綾瀬から)『お兄ちゃん、もうちょっと面白くできたんじゃないの?』みたいな、演出家のようなダメ出しをくらったりとか。『ちょっと探ってんじゃないの?』って、図星でした」と明かし、引っ張られていた様子だった。

見所でもあるアクションについて、西島は「今回の相手のキャストの人は元軍人で、なぜそこにそのリアリティが必要だったのかわからないんですけど、そういう人と戦わなきゃ行けなかったので、"このタイミングとスピードだったら勝てる"という説得力のあるものだった」と絶賛。綾瀬は「「兄ちゃんはいっぱいアクションもされてるし、いろんな映画を見ているので、そういう方に褒められるのは嬉しかったし、自信にもなりました」と喜んでいた。