Xiaomi(シャオミ)は2月8日(中国時間)、“スタジオグレードのカメラ機能”をうたった同社製5Gスマートフォンのフラッグシップ機「Mi 11」のグローバルモデルを発表した。
価格は8GBメモリ+128GBストレージ版で749ユーロ(約96,000円、1ユーロ=127.75円換算)から、8GBメモリ+256GBストレージ版で799ユーロ(約102,100円、1ユーロ=127.75円換算)から。2021年2月頃からXiaomiの公式販売チャネルで扱われる予定だが、日本での展開は未定。具体的な販売エリアは各地域の公式サイトをチェックしてほしいとしている。
「Mi 11」は、同社フラッグシップスマートフォン「Mi」シリーズの最新モデルで、すでに中国向けには発表済み。今回グローバルモデルが正式に発表された。
背面カメラは3カメラ構成。前モデル「Mi 10」に続きメインに108MP広角カメラを採用したほか、13MPの超広角(123度)、近接した被写体をより鮮明に撮れるMiシリーズ初の5MPのテレマクロレンズを搭載する。前面カメラは20MP。
夜景を撮影するナイトモードを改善し、背面メインカメラ、背面の超広角カメラ、フロントカメラの計3カメラでナイトモード撮影が可能になった。また、被写体の背景のみをズームしたり、背景のみをスローシャッター風に撮影したり、特定の被写体のみ動きを止めた撮影ができたりするなど、AIを使った多彩な撮影機能を搭載する。
動画は8K録画(7,680×4,320ドット、30fps/24fps)や、HDR10+録画、 120fps/240fps(いずれも720pか1080p)のスローモーション撮影などが行える。
ディスプレイはWQHD+(3,200×1,440ドット)の有機ELで、DCI-P3 100%・10bitの広色域に対応。リフレッシュレートは120Hzで、タッチサンプリングレートは最大480Hz。上部左端には前面カメラ用のパンチホールを設ける。表面ガラスはコーニングの最新世代強化ガラス「Gorilla Glass Victus」を採用。本体の左右エッジはカーブデザインになっており、上下にharman/kardonと共同で改善したデュアルスピーカーを搭載した。
プロセッサはQualcommの5nmプロセスルールで製造されたSnapdragon 888。5G / 4G LTE通信に対応し、Wi-Fi 6も利用できる。
セキュリティは画面内指紋センサーとAIによる顔認証。画面内指紋センサーには心拍計測機能も搭載し、画面に指を当てることで心拍数のモニタリングが行える。バッテリー容量は4,600mAh。有線ケーブルでは55W、ワイヤレスでは50Wの充電に対応するほか、10Wのリバースワイヤレス給電にも対応する。本体サイズはW74.6×D8.06×H164.3mm、重さは約196g。
Mi 11の主な仕様
- OS: MIUI 12(Android 10ベース)
- CPU: Qualcomm Snapdragon 888
- 内蔵メモリ: 8GB
- ストレージ: 128GB / 256GB
- ディスプレイ: 6.81有機EL(WQHD+、120 Hzリフレッシュレート)
- バッテリ容量: 4,600mAh
- メインカメラ: 108MP(メイン)+13MP(超広角)+5MP(テレマクロ)
- サブカメラ: 20MP
- 5G: n1 / n3 / n5 / n7 / n8 / n20 / n28 / n38 / n41 / n77 / n78 / n79
- FDD LTE: 1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 17 / 20 / 28 / 32 / 66
- TDD LTE: 38 / 40 / 41 / 42
- Wi-Fi: Wi-Fi 6(IEEE802.11 a / b / g / n / ac / ax)
- Bluetooth: 5.2(AAC / LDAC / LHDCサポート)
- 本体サイズ: W74.6×D8.06×H164.3mm
- 重さ: 約196g
- カラーバリエーション: Midnight Gray、Horizon Blue
【記事修正】タイトルを一部修正し、記事内にレートを追記しました(2021年2月15日 17:50) |