ダンス&ボーカルグループ・GENERATIONS from EXILE TRIBEの白濱亜嵐が、4月スタートのテレビ朝日系新ドラマ『泣くな研修医』(毎週土曜 23:00~23:30)で主演を務めることが9日、明らかになった。同局の連ドラ初主演となる。

  • 白濱亜嵐 =テレビ朝日提供

白濱が演じるのは、自身初となる医師役となる研修医・雨野隆治。地方の大学医学部を卒業して上京し、都内総合病院の外科で研修することになった研修医の雨野を待っていたのは、先輩医師や上司からただ怒られるばかりの毎日。まだ知識も経験もない研修医である雨野が、無力である現実に打ちのめされながらも、同僚の研修医たちと成長していく姿を描く。

白濱は、「『研修医』という言葉は知っていても、実際に医療の世界ではどういう立ち位置で、どういう役割なのかなど詳しくはわからなかったのですが、“俳優”としてどんどん前に進みたいと思っていたので、今回の挑戦はすごくうれしいです」と意欲。

また、「この作品を通して、医療従事者の皆さまにも元気や日々の活力を与えられるようになれば」とも語っている。

白濱、原作者の中山祐次郎氏、服部宣之プロデューサーのコメントは以下の通り。

■白濱亜嵐
今回オファーをいただいたときは、純粋にうれしかったです。「研修医」という言葉は知っていても、実際に医療の世界でどのような立ち位置で、どのような役割なのかなど詳しくはわからなかったのですが、ひとりの俳優としても、どんどん前に進みたいと思っていたので、この挑戦はすごくありがたかったですし、うれしかったです。
原作を先に読んだうえで脚本を読ませていただいたのですが、原作のいい部分をしっかりと引き継いだうえで、ドラマとして昇華していて、今から演じるのがとても楽しみです。雨野には同じ研修医の仲間たちがいるんですけど、その群像劇感というか、ともに一生懸命頑張っていく姿を見せることによって、世の中の人に元気になってもらえる作品になるんじゃないかと思いました。研修医たちの葛藤や、うまくいかないもどかしい気持ちなどがしっかりと描かれている脚本なので、それに負けないくらいちゃんと演じていかないと、と感じました。
これまで大富豪や貴族など、突拍子もない役が多かったのですが(笑)、久しぶりにすごくナチュラルな人間と言いますか、身近なキャラクターを演じられるということで、すごく楽しみです。研修医はもちろん、医師役自体が初めてなのですが、医療用語などわからないことは率先して勉強するようにしています。あと、実はおじが外科医、おばが看護師なので、いろいろ話も聞きながら、これから積極的に役作りしていきたいと思います。そして、今こういう状況下なので、この作品を通して、医療従事者の皆さまにも元気や、日々の活力を与えられるように頑張らなきゃなと思います。
そのためにも、僕自身ひとつひとつのセリフを大切にして臨みたいなと思いますし、何より多くの人にこのドラマを見て、今日も頑張ろう、明日も頑張ろう、と思ってもらえるような作品にできるように精いっぱい頑張りますので、ぜひこのドラマを楽しみにしていただければと思います。

■中山祐次郎氏
現役外科医の中山祐次郎です。小説『泣くな研修医』は、日々の手術や救急医療の合間を縫って、「生と死がせめぎあう医療現場のリアル」と「医師なのにまだ何も分からない研修医のリアル」を書きました。現役の医師にしか書けない現場にこだわった作品です。
ドラマでは、白濱亜嵐さんが主人公・雨野を演じてくださると聞き、生みの親としては「雨野、お前そんなにカッコよかったのか!」と驚きました(笑)。ドラマには、原作にはない、雨野の研修医の同期たちも登場し、そこから生まれる「新しいリアル」がとても楽しみです。誰もが自分の無力さにもがき、傷つく新人時代。この春、新しいスタートをきる人たちには、雨野たちの葛藤と成長に共感し、かつて新人だった人たちには、それぞれの原点を思い出していただけることでしょう。コロナ禍で、私たち医療従事者もそうでない方たちも、つらい日々が続きますね。そんな中、このドラマは元気をもらえる作品になると確信しています。

■服部宣之プロデューサー
今回土曜ナイトドラマでお届けする『泣くな研修医』は、現役外科医の中山祐次郎さんが圧倒的なリアリティーでお書きになられた『泣くな研修医』(幻冬舎文庫刊)を原作に、連続ドラマ化するものです。昨年春にこの原作と出会い、まだ“何者でもない”研修医の奮闘と成長に心が熱くなり、涙が止まらなくなり、どうしてもドラマ化したい…と、日曜日の真夜中なのに思わず、編集部へ電話してしまいました。
白濱亜嵐さんを主演に迎えてお届けする今作は、原作に“青春群像劇”としての彩りを加え、“学生以上医師未満”の研修医たちの葛藤と成長を丁寧かつポップに描いていきます。役者としても今まさに葛藤と成長の過程にある白濱さんの強いまなざしから零れ落ちる涙は、この春一番のあたたかい涙となる…、そう信じて、楽しみでなりません。25歳の研修医だからこそ、描くことができる“命”の現在と未来。この物語は、4月から新しい生活を始める方々すべてへのエールです。そして、この困難な時代に真摯に立ち向かう医療従事者の皆様へのエールとなることを目指して、キャスト・スタッフ一同、ドラマ作りに取り組んで参ります。ご期待ください。