Diverseは2月5日、「マッチングアプリの社会浸透度」に関する調査結果を発表した。調査は2020年12月24日~31日、20~30代の未婚者5,000名を対象にインターネットで行われた。
現在、「恋人を作るためにどんな行動している?」と質問したところ、「友だちに誰かを紹介してもらう」(27.4%)に次いで、「マッチングアプリを使う」(25.8%)が2番目に多い結果に。「恋活・婚活パーティに参加する」(16.2%)や「合コン・街コンに参加する」(13.8%)といった今までスタンダードだった手段よりも、マッチングアプリを使っての恋人探しが主流になりつつあることが分かった。
ちなみに、マッチングアプリ経由で付き合ったことがある人の割合は、ほぼ4割だった。
続いて、「現在、恋人が欲しいと思っている」「マッチングアプリを使ったことがある」と回答した500名を対象に調査を実施した。
その結果、7割以上が「マッチングアプリ内で知人や友人を見つけたことがある」ことが判明。見つけたときにどういう印象を持ったかを尋ねると、6割超が「ポジティブな印象」あるいは「なんとも思わない」と回答した。
ポジティブな印象としては、「恋人探しを積極的に頑張っているから」や「コミュニケーション力が高そうだから」と見る人が多く、マッチングアプリを利用している知人や友人に対しての偏見は薄れつつあるよう。また、なんとも思わない理由としては、「自分も使っていてお互い様だから」「みんなが使っているから」などがあがった。
一方、「マッチングアプリを使っていることを知人や友人に知られたらどう思うか」という質問では、6割以上が「知られても特に構わない」(63.4%)と回答。その理由を尋ねると、「みんな使っているから」「恋人探しを頑張るのは普通」「見つける人もお互い様」とのこと。
また、マッチングアプリへの不安や抵抗感について聞いたところ、マッチングアプリを「はじめて知ったとき」は6割以上が抵抗感を感じていたにもかかわらず、「現在」はそれが30%以上減少していることがわかった。
最後に、マッチングアプリを利用するメリットについて質問したところ、「従来のやり方では会えなかった人と出会える」との回答が5割超という結果に。次いで「色々な考え方や魅力を持つ人と出会える」「多くの人と出会えるようになる」「人と出会える場が増える」と続き、一番メリットに感じているのは出会いの多様性という観点での質の高さにあることが分かった。