俳優の鈴鹿央士が、フジテレビ系スペシャルドラマ『桶狭間~織田信長 覇王の誕生~』(3月26日21:00~23:32)に出演。松平元康(後の徳川家康)を演じる。

  • 鈴鹿央士=フジテレビ提供

元康は今川軍の先鋒として織田軍の出城である丸根砦を攻め落とす。その際に、砦に援軍を送らなかった非情とも思える信長(市川海老蔵)の戦法を目の当たりにして恐れおののく。人質として織田家に幽閉されていたことのある元康は、若かりし日の信長を思い出し、信長の存在を強く意識する。

今回の出演に、鈴鹿は「まさか僕があの松平元康の役をやらせていただく時が来るとは思っていませんでした。後に徳川家康に名前を変え、天下統一を果たす日本の歴史上とても有名な人物を演じることは心躍るものでした」とコメント。「撮影現場に入る前にたくさん、徳川家康について調べました。若い頃の家康を演じるので、その頃はどんなことが起きて、どういう状況の中で生きていたのかなど、当たり前のことですが、頭の中に情報はきちんと入れておこうと思いました」と役作りを語る。

実際に演じて、「歩き方やしぐさで松平元康という人物を出していかないといけない場面があったりして、そういう場面は現場で監督さんやスタッフさんたちにいろいろ教えていただきながら、撮影していました」といい、「歴史の教科書で、絶対に載っている“”桶狭間の戦い”が豪華なキャストの方々が集まり、1つの映像作品になりました。とても重厚感のある作品になっています。僕はその中に少しでもいい感じに入り込めれば幸いです。皆さんぜひ、ご覧ください」と呼びかけた。

高井一郎プロデューサーは「幼い頃から人質としてたらい回されるという複雑な背景を、繊細なお芝居で表現できる人を、とキャスティングしました。最初にお会いした時は戦国武将には少し線が細いかな?と心配しましたが、甲冑(かっちゅう)姿で現場に現れた時には押しも押されもせぬ立派な侍大将になりきっていて感服しました。空き時間も惜しんで監督からどんどん吸収していこうとする真摯(しんし)な姿勢も素晴らしかったです。短いシーンですが、のちの300年の太平の世の礎を築く人間の萌芽(ほうが)がしっかり垣間見えると思います」と話している。

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