意を決して購入したスマートフォンやパソコン、オーディオ機器などのデジタルガジェット。スペックやデザインは購入前念入りに確認するもの、CPUのクロック数やカメラの数、オーディオ機器であれば出力や端子の種類は空で言える...しかし、サイズに関しては誰しもいい加減なもので、「A4サイズ」とか「手のひらサイズ」といった抽象的な表現でしか記憶していない人が多いはずです。

デジタルガジェットのサイズは、むしろ購入後に影響してきます。愛用のバッグに収まるかどうか、他のデジタルガジェットと並べたときどうか、ぴったり収まるケースの寸法は何かなど、実利用では詳細な寸法がわからないと困るものです。

そんなとき便利なアプリが、iPhoneに付属の「計測」。基本的には、ある地点とある地点を結ぶ直線距離を測るためのツールですが、デジタルガジェットのように四角形を基本とした物体の場合、カメラを向けるだけで2辺を測定できるのです。

使いかたはかんたん、検出されたデジタルガジェットを囲む点線をタップすればOK。多少の誤差はあるものの、これだけで四角形の2辺を測ることができます。シャッターボタンを押せば、2辺にくわえて面積まで添えた写真を保存してくれるので、ほかの人に情報を伝えるときにも便利です。

なお、四角形の検出はAIにより行われ、端子など四角形から突き出た部分は自動的に除外されますが、カメラの角度によってはうまくいかないため、iPhoneの向きを微調整する必要があります。円や三角形など四角形以外の物体は検出されないことにも留意しておきましょう。

操作手順をカンタン解説

  • iPad iPhone Hacks

    1 「計測」タブを選択し四角形の物体にカメラを向けると周囲に点線が表示されるので、それをタップします

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    2 四角形の2辺(概算値)が表示されます。丸ボタンをタップすると、測定結果を写真として記録できます

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    3 記録した写真には、2辺にくわえて表面積も表示されています

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    4 端子など凹凸部分は自動的に除外されます

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      5 円や三角形など四角形以外の物体は自動認識されません(点線が現れない)