キングジムはこのほど、「新入園・新入学準備のお名前付け」に関する意識調査の結果を発表した。同調査は2020年12月24日~25日、2020年4月に保育園・幼稚園・小学校に入園・入学した子を持つ25~45歳の母親400名を対象に、インターネットで実施した。

  • 子どもの入園・入学前の準備で、大変だと感じたこと

子どもの入園・入学前の準備で、大変だと感じたことを聞いたところ、88.3%が「持ち物へのお名前付けが大変」と回答した。「通園バッグ、給食袋などの裁縫」は49.8%、「学用品などの購入」は43.3%だった。

名前付けの経験はあるか尋ねると、97.3%が「経験がある」と答えた。大変だったこととしては、「算数セットなど、小さくて細かいものの名前付けが大変だった(33歳・埼玉県)」「書体を可愛く書きたかったけど、字が上手く書けなかった(31歳・広島県)」「布の大きさ、文字の色、縫い付ける場所が園で指定されていて、その通りに行うのが大変だった(35歳・神奈川県)」などの意見が寄せられた。

名前付けをした持ち物の点数を尋ねると、71.0%が「21個以上」と回答した。さらに、26.0%は「51個以上」と答えている。

  • 名前付けをした持ち物の点数

自分の子どものために、「お名前付けでこだわりたいポイント」を聞いたところ、約半数が「絵やマーク、書体、フレームなどで名前ラベルを装飾したい」と回答した。文字の読めない子どもでも持ち物が判別できるよう「字が読めない子どもに自分の物と分かるように名前の横に車などのマークを書き添えた」などのコメントも寄せられている。

子どもの持ち物に名前付けを開始した時期を尋ねたところ、51.7%が「入園・入学する年の3月(入学月の前月)」と答えた。2位は「入園・入学する年の2月」(17.7%)となっている。入園・入学シーズンは直前に持ち物リストが公表されることも多いため、時間がない中での準備や作業が多いことがわかった。

  • 子どもの持ち物に名前付けを開始した時期

コロナ禍で特に意識して名前付けをしたアイテムがあるか尋ねると、約半数が「ある」と回答した。具体的なアイテムとしては、「タオル・ハンカチ」(44.5%)が最も多く、「コップ、食器類」(33.7%)、「マスクケース」(19.3%)が続いた。個人での管理が重要な持ち物への名前付けを意識する母親が多いことがわかった。

  • コロナ禍で特に意識して名前付けをしたアイテム

子どもの名前付けをするときに困った・不満だったことを聞くと、64.3%が「お名前付けする持ち物が多かった」、44.0%が「お名前付けに時間がかかった」と答えた。かかった時間については、およそ4人に1人がお名前付けに「6時間以上」と回答している。

  • 子どもの名前付けをするときに困った・不満だったこと