きょう5日のフジテレビのドキュメンタリー番組『連続ドキュメンタリー RIDE ON TIME』(毎週金曜24:55~)では、ジャニーズJr.の筆頭グループ・Travis Japan特集の第3話が放送される。
メンバーの中村海人が、1月半ばに新型コロナウイルスから回復し、4週間ぶりに活動を再開させた。その復帰直後の取材で、中村は「昨年末、嵐さんのコンサートのバックでTravis Japanが踊っていて。自分がコロナで出られなくなってしまった分、リハをし直さなきゃいけなくなったことは申し訳なかった」と療養中に感じたメンバーへの思いを語った。
続けて、今一番何がしたいかと問われると、「みんなと踊りたい、もっと。それが楽しみ」と目を輝かせた。今夜の放送では、7人が持つダンスにかける熱量、そしてさらなる表現の高みを目指す姿にフォーカスをあてる。
Travis Japanは、精度の高いシンクロダンスを武器に注目度が加速し続けているグループ。そんな彼らが主演を務めた舞台『虎者 NINJAPAN 2020』は2019年の初演から2年連続で発売と同時に全公演即完売という快挙を成し遂げた。この舞台の中でも、とりわけ圧巻と評されるのはバレエやロボットダンスを取り入れた独創的な世界観で魅せる「千年メドレー」。この始まりは90年、東山紀之による披露だった。以降も、その難易度の高さからダンス技術にたけた者のみが踊ることを許されてきた。ゆえにジャニーズのダンスナンバーの傑作と語り継がれている。
その伝説的なダンスを継承するTravis Japanが振り付けを依頼したのが、ジャニーズ随一のパフォーマー屋良朝幸。世界クラスのトップダンサーからも認められる存在だ。そんな屋良はTravis Japanについて「あいつらに関しては期待しかない」と明言する。しかし一方で、屋良がしきりにメンバーに伝えていたのが「踊ることを頑張りすぎないで」という言葉だった。そのアドバイスの真意は、完璧なシンクロダンスのその先に、さらなる新境地をひらいてほしいという思いだった。
イメージをシンクロさせればニュアンスの違う振りでも合わせることができると、屋良はメンバーに助言してきた。これを受けた中村は「“意思”のシンクロ。振りは違うのにこいつらシンクロしてるじゃん、っていうのをもうひとつの武器にしたい」と力強く語った。
新たな武器を獲得しようと決して現状に満足することのないTravis Japan。それぞれが捉えたイメージを重ね合わせた時に生まれる至高のシンクロダンス。果たして彼らは、その表現に到達することができるのか…。
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