“楽器を持たないパンクバンド”BiSHのハシヤスメ・アツコが出演するサイクラーズのCM「サイクラーズ企業広告 もったいないおばけ」が4日、WEBで公開された。ハシヤスメが単独でCMに出演するのは初となる。
同社にとって初のブランドCMは7分を超えるドラマ仕立て。「使い捨てのない世の中へ」をキーワードにハシヤスメが令和版もったいないおばけを熱演した。メガホンを取ったのは、現役映画プロデューサーが最も優れた新人監督を選出する「新藤兼人賞」の銀賞を2020年に受賞した内山拓也監督。
物語は、総務課で働く男性の背後に、ハシヤスメ演じるおばけが突然現れるシーンからスタートする。やがておばけと共に過ごすことが心地良くなっていく男性だが、おばけの正体がもったいないおばけであることに気づき……。切なさの残るラストシーンに注目だ。
撮影の隙間時間には「どちらの顔がおばけらしいですか?」と何度もおばけの練習をするハシヤスメの姿が。メイキングカメラに突然現れおばけポーズをするなど、現場を満喫している様子がうかがえた。
今回のCM出演についてBiSHメンバーから「おう、頑張って!」と優しく背中を押されたというハシヤスメ。おばけ役について「人生でおばけ役を経験したことがないですし、きっとこの先おばけを演じることもないですけど」と前置きし、「もったいないおばけというのは自分が小さい頃から親に言われていたおばけなのでそれを演じられるのはすごい光栄でした」と喜びを語る。そして「自分なりのもったいないおばけをこの令和にどう演じたのかを見てほしいなと思います」と呼びかけた。
また、メガネをかけたおばけという特徴的な役については「ハシヤスメはメガネが生まれてからずっと生えているという、設定ではなく本当にそうなので!」と自身のキャラクターを説明。「初めての方は何を言ってるんだろうという感じだと思うのですが、こういうおばけもいるんだなと思って見ていただければ」と補足した。