でんぱ組.incの元メンバーでタレントの最上もがが出演する、ソニーネットワークコミュニケーションズ「So-net(ソネット)」のWeb動画「やさしい世界」が4日、公開された。最上がソネットのキャラクター「リアルモモ」に扮するシリーズで、ロックバンド・OKAMOTO'Sとのコラボレーション動画第2弾となる。
今回も最上とOKAMOTO'Sのコラボバンド「OKAMOMO’S(オカモモズ)」が登場。動画では、リアルモモがテレビをつけると自分によく似たキャラクターがSNS上の言葉と戦う姿が映し出され、「みんなが信じ合って、感謝し合う、優しい世界になったらいいな」と願うリアルモモの空想世界を描いた。楽曲はOKAMOTO'Sの書き下ろしで、リアルモモの願いをストレートに歌っている。
合わせて、最上の撮影の様子を収めたメイキング動画と、最上、OKAMOTO'Sへのインタビュー動画も公開された。
今回の楽曲のコンセプトは、最上の「もっと優しい世界になったらいいな」というTwitter投稿から誕生した。そのときの心境を聞くと「SNSがコミュニケーションツールのメインとして扱われ始めてから、なんだか『他人に(特に芸能人に)何を言ってもいい』という空気を感じていて、とても哀しくなっていたんです」と吐露し、「芸能人でも一人の人間だし、心がありますし、傷つきます。きっと、面と向かっては言えないであろう酷い言葉も躊躇なくぶつけてくる人が多くて、もう少し一人一人が思いやりをもって、相手の気持ちを考えて優しい世界になったらいいのになあと思ってつぶやきました」と明かした。
昨年11月に第1子妊娠を発表した最上。自身の環境の変化について「妊娠してからは、この子を守らなきゃ! という気持ちが芽生えましたね。出産は100%安心なんてことはありませんし」と語り、「もちろん不安になることはとても増えたのですが、生きることや仕事へのモチベーションは上がったと思います。自分のためだけに働く、というのが昔から苦手で。アイドルになったきっかけも家族のため、その後はグループのために! ファンのために! という気持ちがとにかく強くて、脱退してからはファンのみんなと会える機会も減ってしまい、それこそ身近に感じられなくなってさみしくて、何のために今の仕事を続けているのだろうとわからなくなった時があったんです」と自身のモチベーションについて話す。
続けて「今は生まれてくる子のためにも応援してくれるみんなのためにも、前向きにならなきゃ、シャキッとして、仕事もしっかりしよう! という気持ちになっています」と現在の心境を述べた。