Housmartはこのほど、「1都3県(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)・住みたい駅ランキングTOP10」を発表した。同調査は2021年1月、同社アプリ会員を対象に実施した。
住みたい駅ランキングで1位となったのは「渋谷駅」だった。2位は「新宿駅」、3位は「目黒駅」、4位は「飯田橋駅」、5位は「池袋駅」となっている。以下、「代々木駅」「恵比寿駅」「品川駅」「中目黒駅」「自由が丘駅」と続いた。
10位以内に入った各エリアにある中古マンションの2020年1年間の平米単価および売り出し物件数の推移を分析したところ、新型コロナウイルスの影響などで一時的に平米単価が下落したエリアにおいても、現在はコロナ以前の水準もしくはそれ以上の価格となっていることがわかった。このことから、人気のエリアおよび都心の主要駅周辺は資産価値が維持されやすいと考えられるという。
同社代表の針山昌幸氏によると、2020年は新型コロナウイルスを要因として、転勤者の減少や、資産処分のタイミングを先に伸ばす人の増加などで、東京都の中古マンション在庫数が大きく減ったという。購入者においては、テレワークの普及により東京都や東京都近郊にこだわる必要がなくなった層がある一方、自宅で過ごす時間が増えたため近場にさまざまな商業施設が欲しい、というニーズもあるとのこと。