菅田将暉と有村架純がW主演を務める、映画『花束みたいな恋をした』(1月29日公開)の興行収入が1日に明らかになった。

  • 左から菅田将暉、有村架純

    左から菅田将暉、有村架純

同作は脚本家・坂元裕二が書き下ろした初のオリジナル恋愛映画。東京・京王線の明大前駅で終電を逃したことから偶然に出会った大学生の山音麦(菅田将暉)と八谷絹(有村架純)は、好きな音楽や映画がほとんど同じであっという間に恋に落ち、大学を卒業してフリーターをしながら同棲を始める。拾った猫に2人で名前をつけて、渋谷パルコが閉店しても『スマスマ』が最終回を迎えても、日々の現状維持を目標に2人は就職活動を続けるが……。

初週3日間(1月29日~1月31日)で動員18万人、興行収入は2億6,000万円を記録し、初登場第1位の大ヒットスタートを切った。興行収入ランキング15週連続1位の「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」を抑え、興行収入&動員数それぞれ1位に。「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」、『銀魂 THE FINAL』と人気漫画が原作によるアニメ映画の好成績が続いていた中で、実写映画1位は9月18日公開の『TENET テネット』以来の結果となった。11都府県が緊急事態宣言下で都市部はキーとなる夜帯が回せない状況でも好成績を収めている。

劇場には20代のカップル&女性グループを中心とし、加えて、30代〜50代までの幅広い層が男女問わず足を運ぶ。背景には脚本の坂元裕二が紡ぐセリフの素晴らしさが前評判で多く拡がっていたことや、『罪の声』から続く土井裕泰監督の演出の手腕に定評があることが挙げられた。さらに菅田将暉、有村架純という若い世代へ絶大な人気を誇る2人をW主演に迎え、一見するとキラキラ系恋愛映画のような印象も受けるが、実際はどの年代の人が観ても胸に刺さる「恋の始まりと終わり」を描いた恋愛映画であることが拡散され、口コミが一気に拡がったことがヒットの要因になった。

初週興行収入

1月29日 動員:51,092人/興収:69,769,510円
1月30日&31日 動員:133,268人/興収:191,315,980円

公開3日間累計 動員:184,360人/興収:261, 085, 490円