Windows 10でDVDビデオを再生する方法

Windows 10、DVD再生ソフトはどこにある？

Windows 10にはDVDビデオ再生機能が標準では用意されていません。そのため、DVDドライブを搭載しているパソコンにDVDビデオをセットしても再生はできず、視聴するには別途DVD再生ソフトをインストールする必要があります。

Windows 7ではDVDコーデックがあらかじめ搭載されていたので、Windows Media Playerを使ってDVDビデオの再生が可能でした。しかし、Windows 8以降はDVDコーデックが省かれてしまったため、標準状態ではDVDビデオの再生ができなくなったのです。

（Windows 7/8.1からWindows 10にアップグレードした一部PCではDVDビデオの再生が可能な場合があります）

Windows 10は、標準の状態ではDVDドライブにDVDビデオディスクをセットしても再生することができません

プリインストールされたDVDソフトがないか確認しましょう

パソコンの機種によっては、DVD再生ソフトがあらかじめインストールされていることがあります。そうしたパソコンではOSがWindows 10であっても、DVDビデオをDVDドライブにセットすれば自動的に再生がスタートするはずです。下記の方法で「自動再生」の項目を確認してみましょう。

1.①タスクバーの検索欄に「自動再生」と入力し、②「CDまたは他のメディアの自動再生」をクリックします

2.DVDの欄にある①「DVDムービー」の②下矢印をクリックしてメニューを開き、「DVDビデオの再生（※アプリ名※）」があればDVDビデオの再生が可能です

無料ソフト「VLC media Player」を導入する

Windows 10のパソコンにDVD再生ソフトを追加するにあたって、無料のソフトで満足できるなら、それに越したことはないでしょう。ここでは、Windows 10のパソコンに無料の動画プレイヤー「VLC media Player」をインストールする方法とその使い方を紹介します。

VLC media Playerはフランスの非営利団体「VideoLAN organization」によって開発されているソフトです。DVDビデオの再生はもちろん、多くの動画・音声ファイル形式にも対応しています。

「VLC media Player」をインストールする

1.WebブラウザでVideoLANのWebサイトにアクセスし、①「ダウンロードVLC」ボタンをクリックします

2.ダウンロードした実行ファイル（原稿執筆時点ではvlc-3.0.12-win64.exe）をダブルクリックしてインストーラーを起動し、①「日本語」が選択されていることを確認して②「OK」ボタンをクリックします

3.インストールウィザードが起動するので、「次へ」をクリックします。基本的にはそのまま「次へ」ボタンをクリックしていけば問題ありません

4.もし、音楽の再生にこれまで愛用してきたソフトを使い続けるなら、「オーディオファイル」の関連付けのチェックを外すとよいでしょう

「VLC media Player」でDVDを再生する

1.VLC media playerを初めて起動すると、この画面が表示されます。ネットワークアクセスポリシーに同意するならチェックはそのままに、同意したくなければチェックを外し、「続ける」ボタンをクリックします

2.VLC media playerでDVDビデオの再生が可能になります（再生エリアを加工処理しています）

有料の純正ソフト「Windows DVDプレイヤー」を購入する

Microsoft Storeでは、マイクロソフト製のDVD再生ソフト「Windows DVDプレイヤー」が税込1,750円で販売されています。無料ソフトでは不安に思う人にとってWindows DVDプレイヤーは有力な選択肢の一つといえるでしょう。ここでは、Windows DVDプレイヤーを購入・インストールする手順を紹介します。

Windows DVDプレイヤーには7日間限定の無料試用版も用意されていますが、動作確認表示が再生画面の邪魔をするので、一時しのぎには使えないことを承知おきください。