リスクモンスターは1月28日、第1回「電子マネー利用実態調査」の結果を発表した。調査期間は2020年12月14~15日、調査対象は20~69歳の個人で、有効回答は500人。

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利用しない理由、1位「現金支払いで十分」

電子マネーについて利用の有無を調べると、「利用している」が59.8%、「利用していない」が40.2%との結果に。利用率の詳細をみると、男女別では「男性」(62.0%)、年代別では「30代」(61.0%)と「40代」(65.0%)の利用が多かった。

日常生活(交通費を除く)で、どの程度電子マネーを利用しているか尋ねると、「利用していない」が40.2%を占める一方、「利用頻度が5割以上」も40.0%となり、電子マネーの利用は二極化している傾向がみられた。

  • 電子マネーを利用しない理由はなんですか?

電子マネーを利用する理由については、1位「支払いがスムーズ」(74.6%)、2位「ポイントが貯まる」(69.9%)、3位「財布を持ち歩く必要がない」(29.4%)となった。

利用している電子マネーの種類については、1位「交通系電子マネー」(47.8%)、2位「PayPay」(40.1%)、3位「WAON」(34.1%)、4位「nanaco」(29.1%)、5位「楽天Edy」(23.4%)との順に。詳細をみると、男性の44.5%が「PayPay」(女性比+9.1ポイント)を利用する一方、女性の42.4%が「WAON」(男性比+15.9ポイント)を利用しており、男女差がみられる結果となった。

電子マネーの未利用者に利用していない理由を聞くと、1位「現金支払いで十分」(36.3%)、2位「設定するのが面倒」(35.8%)、3位「セキュリティーが不安」(33.8%)と続いた。同調査では、「電子マネー未利用者は、決済方法に慣れており不正利用の心配もないことから現金決済を選択し続けているといえる」と分析している。