新年に向けて書棚を整理したものの、あまり本を読めていない……という人はいないでしょうか? 「速読」ができれば読みたい本もあっという間に楽しめるほか、思考力・読解力もアップして一石三鳥です。

ここでは書籍『5分見るだけでどんな人でも高速で本が読めるようになるドリル』(ワニブックス)から、速読力を鍛えるトレーニングを紹介します。スキマ時間にぜひ挑戦してみてください。

次のイラストの中に1つだけ違うものがあります。それはどれでしょうか? 10秒間ながめて、あてましょう(下に進んですぐに答えを見ないようご注意ください)。 それではスタート!

正解はこちらです。

どうでしたか? うまく答えられたでしょうか。

短時間でイラストや文字を認識するコツは、「全体を見渡すこと」です。一つひとつなぞるように見れば、やがて答えは見つかりますが、それでは速読の練習になりません。

文章を読むときも、一字一句なぞるように読むとなかなか先に進めず、かえって読む気が失せてしまいます。イラスト全体を見ながら違うものを見つける練習をすることで、文字を見るスピードも上がり、自然と本を読むスピードもアップします。

それでは、同じ要領でもう一問チャレンジしてみましょう。目標時間は10秒です。それではスタート!

正解はこちらです。

今度はどうだったでしょうか。1問目より速く答えられた人もいるのではないでしょうか。ここで紹介した問題以外にも、ふだんの生活の中にちょっとした工夫を加えるだけで、速読力を鍛えることができます。

新聞やウェブ記事を読みながら「この中に"のぎへん"の漢字はいくつあるか?」を見つけるだけでもトレーニングになります。くり返し練習することで、高速で読む力はもちろん、思考力や読解力も身につけることができるのでお勧めです。

それでは次回もお楽しみに!

企画協力:角田和将(つのだ かずまさ)

速読の勉強開始から8ケ月後に日本速脳速読協会主催の2010年第6回速読甲子園で銀賞(準優勝)、翌月に開催された特別優秀賞決定戦で速読甲子園優勝者を下して優秀賞(1位)を獲得。日本一となり、その後独立。3.5万人を超えるメルマガ購読者に対して、速読が持つ本当の力を最大限に活かし、時間の質と量を変えることの大切さを伝えている。セミナー講演では国内外を飛び回り、95%以上の高い再現性を実現している。