日本テレビの藤井貴彦アナウンサーが、31日に放送される同局系ドキュメンタリー番組『NNNドキュメント’21』(25:05~)でナレーションを担当する。
今回放送されるのは、コロナ患者専用のICUを持つ米・テキサス州の医療センターの内部取材が、日本メディアとして初めて許可された『生と死の音 ~新型コロナ専用ICU、4日間の記録~』。
防護服に身を包んでの4日間で見えてきたのは、容体が急変する新型コロナウイルスの恐ろしさ、日々現場で向き合う医療従事者の終わりの見えない闘いだった。ICU内部の“生と死の音”を通じて、いま何をすべきかを改めて考えるきっかけを、新型コロナで1日に3,000超が亡くなっていくアメリカの現状を通して投げかける。
報道番組『news every.』で、日々新型コロナに関するメッセージを発信し、大きな反響を呼んでいる藤井アナ。今回の番組について、「現場には、患者の激しい息遣いと医療機器の電子音が交錯していました。 しかしその音が突然に消えた時、患者は亡くなってしまったことを意味します。取材を通して見えた医療従事者たちの姿。彼らも1人の人間として、悩み、苦しみ、震えながら、必死に“命の音”をつないでいました。遠くて近い生死の境で、患者も医療従事者も闘っています」と話している。