寒い冬に旬を迎えるぶりは、いろいろな料理に合う魚です。和食としてお刺身で食べてもおいしく、てりやきなどにも人気の食材です。栄養も豊富で、ダイエットにもおすすめです。今回は、コロナ太り対策とウイルス対策にもおすすめのぶりをご紹介しましょう。

食事からコロナ太り対策をしよう

新型コロナウイルスの感染拡大で、思うように出歩けない日々が続いています。不要不急の外出を自粛していく中、コロナ太りも問題になっています。自宅にいながらダイエットするコツは、食生活を整えることです。コロナ太り解消の食生活ポイントをご紹介しましょう。

○体重の変動を毎日チェックする

体重を毎日チェックすることで、食事量が合っているのか、食べ過ぎているのか把握することができます。体重を確認することで、体重を意識した生活に変えやすくなります。

○食事の回数を減らさない

在宅にいる時間が増えると、朝食の時間が遅くなったり、つい昼ご飯を簡単に済ませたり、抜いたりしてしまいがちです。1日3食の食事回数を守り、バランスよく食べることを意識しましょう。

○糖質と脂質は取り過ぎない

麺類、丼ものなどの一品料理は糖質に偏りがちです。また、テイクアウト利用が増えていますが、お弁当やお惣菜には揚げ物も多く入っているため、いつのまにか脂質を摂り過ぎてしまうことがあります。揚げ物の少ないメニューを選ぶなど意識してみましょう。ぶりなど旬の魚を取り入れると良質な脂質がとれ、カロリーも抑えやすくなります。

○夜食、アルコールは控えめに

在宅時間が増えて、外出して飲みに行く機会が減っても、自宅で飲む回数が増えている人も多いようです。夕食後の間食は控える、寝る前3時間までに食べ終えるなど夕食の食事量に注意しましょう。

○おかずに野菜類、キノコ類、海藻類をとりいれる

噛む回数を増やすと満足感が得やすくなります。野菜類、キノコ類、海藻類には食物繊維が含まれています。食物繊維はなかなか噛み切れず、よく噛むことにつながりますので、積極的に取り入れていきましょう。また、たくさん食べてもカロリーが低いため、ダイエット中に食べても気にならないだけでなく、血糖値の上昇を緩やかにする効果も期待できます。ビタミン類やミネラル類を補うことができますので、疲労回復や粘膜を保護する働きがあります。きんぴらやひじき煮など作りおきができるおかずを多めに作っておくと、毎日の食事に1品追加しやすく、手軽に補給ができ、おすすめです。

ウイルスへの免疫力を上げるには

冬は風邪も流行りやすい時期です。ウイルスへの感染予防するためには食事を整えることが大切です。ダイエットにも役立ちますので、バランスよく食べるようにしましょう。また、こまめな水分補給も大切です。のどや鼻の粘膜にある繊毛には、ウイルスや菌を体内から排出させる役割があります。体内の水分量が減ると、乾燥してしまい、繊毛の動きも鈍くなってしまいます。こまめに水分補給して、のどや粘膜を潤すようにして、ウイルスの侵入を予防しましょう。インフルエンザの場合、ウイルスがのどや鼻の粘膜に到着してから、細胞内に侵入するまでに早くて20分と言われています。予防のためには、20分おきに水分補給することがポイントになります。消化器官内に入れば、感染、増殖することはないので、こまめな水分補給を心がけましょう。

ダイエットにも体調管理にも栄養豊富なおすすめの旬の魚を使ったレシピをご紹介します。

ブリのオーロラソース炒め
<材料>2人分
ぶり    2切れ
塩     少々
こしょう  少々
小麦粉   大さじ1
キャベツ  2枚
人参    1/4本
オリーブ油 大さじ1
白ワイン  1/4カップ
ケチャップ 大さじ1と1/2
マヨネーズ 大さじ1と1/2

<作り方>
1:ぶりは一口大の大きさに切る。塩、こしょうをふり、小麦粉大さじ1をまぶしておく。キャベツはざく切り、人参は短冊切りにして食べやすい大きさに切っておく。
2:フライパンにオリーブ油を熱し、1のぶりを入れ、両面こんがり焼く。焼き色がついたら、フライパンの端によせ、キャベツ、人参を加えていためる。白ワインを回しかけてふたをし、約5分蒸し焼きにする。
3:火を止めて、2にケチャップとマヨネーズを混ぜたオーロラソースを加えて混ぜ、器に盛ったらできあがり。

ぶりはたんぱく質や良質な脂質、ビタミン類も含まれます。野菜といっしょに食べると免疫力アップにもつながりますので、人参やブロッコリーなどいっしょに組み合わせて食べましょう。栄養や水分をしっかりとり、コロナ対策しながらおいしくダイエットしましょう。