カジナビ(PLAN-B運営)は1月28日、「企業からのリモート手当」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査期間は2021年1月8~12日、調査対象は全国のリモートワーク中のクラウドソーシング利用者で、有効回答は292人。

理想額は「1万676円」、実際は?

  • リモート手当の金額

リモートワーク手当はいくら支給されているか尋ねると、「1,000~5,000円程度」が44%と最も多く、特に「2,000円」「3,000円」が多い傾向がみられた。次いで「5,000~1万円未満」が19%、「1万~2万円未満」が8%、「1,000円未満」が3%、「2万円以上」が2%と続いた一方、「なし」も約4人に1人にあたる24%となった。

リモート手当は足りているかとの問いには、半数以上の55%が「足りない」と回答。他方、「分からない」は29%、「足りている」は16%にとどまった。

リモート手当はいくらが妥当だと思うか聞くと、理想額の平均は「1万676円」。一方、実際の支給額の平均は「3,683円」で、理想と現実の差は約7,000円となった。

回答者からは、「ずっとパソコンとエアコンを使っているので電気代がすごい。社食が利用できず食費も上がった」(女性/4人暮らし)、「机や周辺機器を購入して5万はかかったが支給は総額で1万5千円のみだった」(男性/1人暮らし)など、出費がかさむ実態を訴える声が寄せられた。また、「人目が気にならないので、ついスマホゲームをしてしまう」(男性/4人家族)、「1時間に一回は30分くらい休憩している」(女性/2人家族)など、仕事の効率が下がるという意見もみられた。