この数年、PayPayやLINE PayなどのQRコード決済は利用者が増え、使える場所もますます広がっています。自動車保険や火災保険料などの支払いに対応する保険会社もいくつか出てきています。
普段利用しているスマホ決済を、保険料の支払いにも利用できると便利ですね。今回はスマホ決済に対応している保険会社、対象となるサービスを紹介します。月々の保険料も、スマホでスピーディーに支払ってみましょう。
三井住友海上
テレビCMの「MS&AD」のフレーズでおなじみの三井住友海上は、MS&ADインシュアランスグループ傘下の子会社です。自動車保険や火災保険を中心に取り扱っており、ドライブレコーダーを利用した「見守るクルマの保険」などがあります。
三井住友海上では、以下のとおり各種スマホ決済に対応。 火災保険や傷害保険をPayPayやLINE Payなどで支払うことができます。
利用可能なスマホ決済 | PayPay、LINE Pay、楽天ペイ、Apple Pay |
対象契約 | 自動車保険、火災保険、傷害保険、新種保険(一部対象外となる場合あり) |
上記のほかに、クレジットカード、携帯電話のキャリア決済などで支払うことも可能です。
支払い方法
書面や代理店端末に表示されたQRコードを、スマホで読み取ります。表示された決済方法から、利用している決済を選ぶと各サービスの決済画面に移動します。
決済サービスで設定しているパスワードなど、必要事項を入力して支払いましょう。「決済完了」の画面が表示されると、正式に保険料を支払ったとみなされます。
損保ジャパン
損保ジャパンは国内の損保保険市場において、収入保険料でトップクラスの規模。主に自動車保険で強みのある保険会社です。
損保ジャパンでもスマホ決済を導入しており、以下のスマホ決済で保険料を支払えます。
利用可能なスマホ決済 | PayPay、LINE Pay、楽天ペイ、Apple Pay |
対象契約 | 自動車保険、火災保険、傷害保険、賠償責任保険など(一部対象外となる場合あり) |
上記のほか、クレジットカードや携帯電話のキャリア決済にも対応しています。先述の三井住友海上とほぼ同様と言えます。
支払い方法
まず損保ジャパンの代理店に連絡し、QRコードを自分のスマホで読み取るか、QRコードをメールで送ってもらうかのどちらかを選びます。専用の決済サイトにアクセスし、利用する決済サービスを選ぶ流れです。
セゾン自動車火災保険
SOMPOグループの一員で、自動車保険と火災保険に特化しているのがセゾン自動車火災保険 です。主力商品である「おとなの自動車保険」は、事故率が低い40代・50代の保険料が割安になるのが特徴です。
セゾン自動車火災保険は2020年11月から、下記のとおりスマホ決済への対応を開始しました。
利用可能なスマホ決済 | au PAY、LINE Pay、PayB、PayPay |
対象契約 | 「おとなの自動車保険」「じぶんでえらべる火災保険」 |
また下記のとおり、支払額によって利用できるアプリが異なります。
・5万円未満:LINE Pay
・25万円以下:au PAY
・30万円以下:PayPay、PayB
支払い方法
「おとなの自動車保険」「じぶんでえらべる火災保険」の契約手続き、または契約内容変更手続きの際に、保険料の支払方法として「払込票払い」を選択します。
自宅に送られてくる払込票に印字されたバーコードを、スマホ決済アプリで読み込むことで保険料を支払えます。
保険料をスマホ決済で支払う際の注意点
保険料をスマホで支払えるのは便利ですが、下記の点には注意しましょう。
保険料領収証は原則として発行されない
スマホ決済で支払うと、保険料領収証は発行されないことが多いです 。支払い額や日付などを後で確認したいときは、スマホ決済アプリの利用履歴や明細を見る必要があります。
利用限度額に注意
スマホ決済アプリには利用上限があります。保険料を問題なく支払えるかどうか、アプリで確認しておきましょう。
ポイントの扱いは保険会社やスマホ決済サービスによって異なる
スマホ決済サービスによっては、保険料の支払いにポイントを充当できることもあります。 しかしすべてのサービスで対応しているわけではないため、ポイントを使いたい場合はスマホ決済の運営会社に確認しましょう。