阪急電鉄と阪急阪神不動産は、建替え工事中の神戸阪急ビル東館とリニューアル工事中の阪急神戸三宮駅高架下店舗を一体化し、「神戸三宮阪急ビル」の名称で4月26日に開業すると発表した。

  • 建設中の神戸三宮阪急ビル

新たなビルの東側の低層部には大きなアーチ窓や円筒形のコーナー部分を配し、神戸市民に親しまれてきた旧神戸阪急ビル東館のイメージを継承。神戸市営地下鉄との乗換え利便性を向上させるため、阪急東改札口と地下鉄(西神・山手線)三宮駅東改札口との間にエスカレーターを増設するとともに、阪急東改札口階(2階)・地上階~地下鉄東改札口階(地下2階)を結ぶバリアフリー対応のエレベーターを新設する。阪急東改札口の構外コンコースは吹抜け部分を拡大。より開放的な空間に生まれ変わる。

地下2階から地上3階には、東西コンコースの周辺と高架下エリアに広がる商業施設「EKIZO(エキゾ)神戸三宮」が誕生。神戸初出店の19店舗を含む計35店舗が出店する。高架下は「情緒飲食街」をコンセプトに、個性豊かな地元内外の名店を誘致。コンコース周辺には、食品スーパーやスイーツ、カフェをはじめ、観光やショッピングの合間にも立ち寄ることのできる物販・サービス店をそろえる。

4~15階はオフィスフロアとなり、このうち15階は神戸市が開設する知的交流施設「アンカー神戸」に。17~28階には、阪急阪神ホテルズが運営する宿泊主体型ホテル「レムプラス神戸三宮」が開業する。ホテルは全209室で、ダブル165室、ツイン41室、ユニバーサルルーム3室となる。