俳優の山崎賢人が主演を務める映画『夏への扉 -キミのいる未来へ-』の公開延期が26日に発表された。
同作は1956年にロバート・A・ハインラインによりアメリカで発表されて以来、色褪せぬ名作として世界中で愛される伝説的なSF小説の初実写映画化作。舞台を日本に再構築し、ロボット開発をする科学者の高倉宗一郎(山崎)が主人公となる。1995年、信頼していた共同経営者と婚約者の裏切りにあい、自身の会社も発明途中のロボットや蓄電池も奪われてしまった宗一郎は、人体を冷凍し未来に行ける装置・コールドスリープに入れられ、目が覚めると2025年の東京だった。すべてを失ったと知る宗一郎は、変えられた運命を取り戻すため、30年の時を超えてリベンジを誓う。
2月19日からの公開を予定していた同作だが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大の状況、日本政府による緊急事態宣言の発出という事態を重く受け止め、検討を重ねてきたという。今回、感染拡大の状況に鑑み、効果延期を決定。製作委員会は「作品の公開を楽しみにお待ちいただいていた皆様にはご迷惑をおかけいたしますこと、心よりお詫び申し上げます」とコメントしている。新たな公開日は決定次第、同作の公式サイト・公式SNS等で発表される。