俳優の吉沢亮が主演を務める2021年のNHK大河ドラマ『青天を衝け』(2月14日スタート、毎週日曜20:00~)の第3弾出演者が26日に発表され、俳優の磯村勇斗、女優の深川麻衣、博多華丸・大吉の博多華丸らの出演が明らかになった。
大河ドラマ第60作となる本作は、新一万円札の顔としても注目される渋沢栄一の生涯を描く物語。幕末から明治へ、時代の大渦に翻弄され挫折を繰り返しながらも、青天を衝くかのように未来を切り開き、約500の企業を育て約600の社会公共事業に関わった“日本資本主義の父”で、晩年は民間外交にも力を注ぎ、ノーベル平和賞の候補に2度選ばれている。
このたび、渋沢栄一(吉沢)が江戸・京で出会う人々を演じる出演者が明らかに。第十四代将軍・徳川家茂役を磯村勇斗、家茂の正室・和宮役を深川麻衣、西後隆盛役を博多華丸が演じる。
さらに、徳川慶篤役に中島歩、徳川昭武役に板垣李光人、猪飼勝三郎役に遠山俊也、川村恵十郎役に波岡一喜、島津久光役に池田成志、大久保利通役に石丸幹二、折田要蔵役に徳井優、伊達宗城役に菅原大吉、山内容堂役に水上竜士、孝明天皇役に尾上右近、岩倉具視役に山内圭哉、中川宮役に奥田洋平、三条実美役に金井勇太、梅田慎之介役に渡辺徹が決定した。
磯村は「今回、初めての大河ドラマ出演ということで、お芝居以外にも身に付けることがたくさんあり、しっかり体になじませて撮影に臨みたいです。若くして将軍になった家茂は、終わりゆく幕府の時代を苦悩しながらも人の心に寄り添い、一生懸命胸を張って生きようとしていたと思います。徳川第14代将軍を演じるからには、家茂に恥じぬよう短い生涯の生きざまを責任を持って生きたいと思います」とコメント。
深川も「時代の波の中で、志を持ち懸命に生きる人々の姿を描く時代劇は、昔からずっと憧れでした。今回、大河ドラマというすばらしい現場で、錚々(そうそう)たる皆さまとご一緒できる喜び。そして実在した方を演じるという責任の重み。どちらもしっかりとかみしめながら、日々の撮影に臨みたいと思います。史実では、和宮は悲劇の皇女として描かれていることが多いですが、この作品を通して、時代に翻弄されながらも強く生きた和宮の人生に寄り添いながら、悲しみだけでなく、葛藤の先にある幸せも表現できたら…と思っています」と意気込む。
そして、博多華丸は「今思えば 祖母の家に祖母が書いたであろう【敬天愛人】の額が飾ってありました。『何て読むと~?』と無邪気に聞いたときいろいろ説明してくれた記憶があります。九州人として畏れ多い大役ですが天国のばあちゃんに喜んでもらえるよう頑張ります」とコメントを寄せた。