日本トレンドリサーチは、JR東海が東海道新幹線の車内販売で酒類の取扱いを休止したことを受け、「車内販売」についてアンケートを実施した。新幹線の車内販売で酒類の取扱いを休止したことに対し、約7割が「賛成」と答えたという。

  • 東海道新幹線では、1月21日から車内販売での種類の取扱いが休止に

JR東海は新型コロナウイルス感染症の感染拡大対策として、1月21日から東海道新幹線の車内販売における酒類の取扱いを休止すると発表した。一方、駅売店などでの酒類の販売は継続し、乗客が酒類を車内へ持ち込むことも制限していない。

これを踏まえ、日本トレンドリサーチは全国の男女500名ずつ、計1,000名を対象に、「車内販売」に関するアンケートを実施。JR東海の対応についてどう思うか尋ねたところ、「賛成」が68%、「反対」が9%、「どちらとも言えない」が23%という結果になった。

「賛成」の人は、その理由を「アルコールを飲むと気が大きくなる人が多く、マスクを外して大声でしゃべるので」「複数人で酒類を飲んだ場合、恐らくマスクを外したまま飲んで会話することが考えられる。そうなると他の乗客にも感染のリスクをさらすことになり、非常に迷惑」と回答。一方、「反対」の人は、「なぜお酒だけダメなのかわからない」「車内販売をしなくても持ち込む人はいる」「一人で静かに飲む場合がほとんどなので、一律に禁止するのはやり過ぎ」などと答えた。

  • 車内販売での酒類取扱い休止に68%の人が賛成

その他、「コロナ禍でない場合、新幹線の車内販売での酒類の取り扱いについてどう思うか」についても尋ねたところ、「取り扱ってほしい」「取り扱わないでほしい」「どちらとも言えない」がいずれも3割強でほぼ同率という結果になった。

なお、JR東海の対応に「賛成」と答えた人のうち、コロナ禍でない場合に新幹線車内での酒類の販売を「取り扱ってほしい」と答えた人は25.4%、「取り扱わないでほしい」と答えた人は46.8%、「どちらとも言えない」と答えた人は27.8%。JR東海の対応に「反対」と答えた人のうち、コロナ禍でない場合に酒類の販売を「取り扱ってほしい」と答えた人は87.8%、「取り扱わないでほしい」と答えた人は1.1%、「どちらとも言えない」と答えた人は11.1%だった。