スマホ決済をデビットカードに連携して使うメリットや注意点を解説

スマホ決済にはいろいろな支払い方法がありますが、銀行口座やクレジットカードを登録する方法が主流でしょう。デビットカードを登録できることは意外と知らない人が多いかもしれません。

スマホ決済とデビットカードを連携することには、使いすぎを防止しやすい、ポイントの二重取りができるといったメリットがあります。詳しく紹介していきましょう。

デビットカードはスマホ決済の支払い方法として登録できる

スマホ決済のなかには、デビットカードを登録できるアプリもあります。具体的にはPayPayや楽天ペイなどです。

デビットカードを登録して使うと、口座から利用代金が即時に引き落とされます。即時払いであることが、クレジットカードとの大きな違いです。

ただしすべてのデビットカードが登録できるとは限りません。対応状況はアプリによって異なるので、事前に確認しておきましょう。

スマホ決済にデビットカードを登録することには、下記のようなメリットがあります。

クレジットカードは後払い式であり、利用しても現金はその場でなくなりません。お金を消費した実感が得られず、使いすぎてしまうリスクがあります。

デビットカードならその場で引き落とされるので、お金を使った実感が得られます。また口座の残高以上には利用できないため、クレジットカードのように支払日にお金が用意できずに困ることもありません。

デビットカードは入会時の審査が必要ありません。これに対してクレジットカードは必ず審査を受けることになり、審査に落ちると利用不可能です。

またクレジットカードに申し込めるのは原則として18歳以上ですが、デビットカードなら15歳から申し込めるカードもあります。未成年の人も、海外旅行や留学などでデビットカードを利用できます。

スマホ決済の還元ポイントと、デビットカードの還元ポイントの二重取りができるのでお得です。これに対し、銀行口座の登録や現金チャージだと、ポイントの二重取りができません。

ただしスマホ決済によっては、デビットカードは還元対象外となったり、還元率が低くなったりするケースもあります。

連携して使うとメリットが多い一方、下記の点には注意しておきましょう。

デビットカードは使いすぎを防ぎやすいですが、口座の残高を把握せずにどんどん使ってしまっては本末転倒です。週に1回など、定期的に残高をチェックしながら使うよう心がけてください。

都市銀行の発行するデビットカードは、還元率が0.2%～0.5%程度となっています。これに対してクレジットカードは0.5%～1.0%の還元率が一般的です。

デビットカードで還元率を重視するなら、ネット銀行もチェックしましょう。たとえば楽天銀行やGMOあおぞらネット銀行などでは、0.5%～1.5%といった比較的還元率の高いデビットカードを利用できます。

デビットカードに対応している代表的なスマホ決済と、具体的な登録手順について見ていきましょう。

楽天ペイは、楽天ポイントの消費方法としても使える決済アプリです。カードを登録する手順は下記のとおりです。

1.ホーム画面の「お支払元」の表示エリアをタップ
2.「新しいカードを登録」をタップ
3.楽天の会員IDとパスワードでログイン
4.「クレジットカード情報の確認」をタップ
5.「新規カード情報の追加」をタップ
6.カード番号などを入力して「確認する」をタップ

楽天ペイでは、VISA・Mastercard・JCB・アメックスのデビットカードが登録可能となっています。

KyashはVisaのプリペイドカードを利用できるスマホアプリです。全国のVisa加盟店で利用できるプリペイドカードなので、使えるお店が多いのもメリットです。

Kyashは以下のSTEPでデビットカードを登録できます。

1.画面下部の「カードを登録」をタップ
2.入金方法の画面で「カードを登録」をタップ
3.カード情報を入力し「登録」をタップ

なお、Kyashに登録できるのは、VISAまたはMastercardのデビットカードです。

国内のスマホ決済の代表的なサービスといえば、PayPayをイメージする人も多いでしょう。

大手のチェーン店はもちろんのこと、小規模のお店や個人商店でも利用できるところがあるのが特徴です。

PayPayでは、以下の手順でデビットカードを登録できます。

1.ホーム画面を開き「その他」をタップ
2.「カード追加」をタップ
3.デビットカードをカメラで読み取るか、カード番号を入力する。
4.カード情報を入力し「追加する」をタップ

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