新型コロナウイルスの影響で、家計状況が厳しいと感じている方は多いかもしれません。給料が下がったりボーナスが下がったり、先の見えない状況で、家計管理はどのようにしていったらいいのでしょうか?
今回は、節約だけで年間100万円の貯蓄を達成し、2人のお子さんを育てながら、Instagramで家計管理の方法について広く発信している「あかり」さんにお話を伺いました。
減額&不支給が不安なボーナス、どう対策する?
――2020年、冬のボーナスは何に使われましたか?
あかりさん:ボーナスは「特別費」として取っておいて、残りは貯金に回しました。特別費は、親の誕生日や、学資保険の年払い、年賀状や旅行のための資金です。冬のボーナスは、12月から5月までの下半期分の特別費に、夏のボーナスは6月から11月までの上半期分の特別費にしています。
――もしボーナスが減ったり無くなったりしたら、あかりさんはどのように対策されますか??
あかりさん:特別費を支払えるだけの貯蓄を普段からするか、特別費が本当に必要なものか検討して、支出を抑えると思います。
ボーナスは毎月の家計管理ではあてられない特別費にするのが、わが家の理想です。
ですのでボーナスが減ったり無くなったりしたら、月々の貯蓄をもっと増やしたり、車を手放すなど、大きな支出をやめたりすることも考えると思います。
節約を"嫌なこと"から"楽しいこと"に変えるには
――コロナ禍の今、家計管理において気を付けていることはありますか?
あかりさん:「コロナだからこうしている」というポイントはありませんが、いつも支払っているものが、本当に必要な無駄なお金ではないかは常に考えていますね。
――周囲の状況や収入の状況が変わっても、その視点を大事にされているんですね
あかりさん:今は家計管理を楽しく行うことができていますが、「家計管理は楽しくない」と感じていた時期が私にもありました。振り返ってみると、その時期は、周りと比べて「自分の家は給料が低い」、「あの子が持っているものを私は手に入れられない」など、周りと比較ばかりしていたんです。
しかし、家計管理をしていくうちに、周囲と比較することこそが、お金に関わらず、自分を不幸せにすることがわかってきました。
自分の人生は自分のもので、お金は単なる道具にしか過ぎません。本気で家計管理に向き合ったからこそ、本当に自分や家族にとって必要な物を見極める事ができました。
周りと比較せず、自分の家計管理をすることは、どんな節約でも楽しいです。「節約」という嫌なことを、楽しいことに変えるには、人と比較せず、本気で家計管理と向き合うことが大切だと思います。
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2021年は娘さんの貯金を100万円ずつ増やすことを目標にしているというあかりさん。Instagramやブログ、Youtubeでは、家計簿や、家事・子育てにまつわる生活の知恵などもご紹介されています。ぜひのぞいてみてくださいね。