リクルートキャリアは1月22日、「新型コロナウイルス禍における働く個人の意識調査」を発表した。調査は9月26~28日、企業に勤める正規の従業員で2020年1月以降にテレワークを実施した人2,272人を対象にインターネットで行われた。
調査結果は以下の通り。まず、「テレワーク開始前にはなかった仕事上のストレスを感じたことはありますか?」と聞いたところ、「強く感じた」(13.4%)、「やや感じた」(46.2%)、「あまり感じなかった」(32.6%)、「まったく感じなかった」(7.8%)となった。
また、ストレスを「強く感じた」「やや感じた」回答者に「現在までに、そのストレスは解消できましたか?」と聞くと、「解消できていない」(21.9%)、「どちらかと言えば解消できていない」(45.8%)、「どちらかと言えば解消できた」(27.8%)、「解消できた」(4.6%)という結果だった。
そして、ストレス解消状況を年代別でみてみると、年齢が上がるほどストレスが解消できていない割合が高く、例えば20代で「ストレスが解消できていないという人」(58.9%)、「50~60代」(83.6%)となっている。
さらに、テレワークによってストレスを感じた人を、仕事中に「雑談」がある、ないの回答群で分けると、「雑談がある人」(63.2%)、「雑談がない人」(77.3%)となった。
同社のHR統括編集長 藤井薫氏は「相手の存在に無意識に感謝し合う『雑談』は、行き過ぎた効用主義に陥りやすいテレワークで働く個人から、過剰なストレスを解放する大切な職場コミュニケーションなのかもしれません」とコメントする。