学情は、11都府県を対象にした緊急事態宣言を受け「20代の仕事観や転職意識」に関するアンケートを実施した。調査期間は1月8~19日、対象は[20代専門]転職サイト「Re就活」の来訪者493名、サイト来訪者にアンケートのポップアップを表示して調査を行った。
「緊急事態宣言の発出で『転職活動が厳しくなる』と感じることはあるか」という質問に対し、20代の転職希望者のうち「厳しくなる」と回答した方は78.3%となり、「厳しくなるとは感じない」(21.7%)を大きく上回った。「厳しくなる」と感じる方からは「Web面接だけでは、熱意をアピールしにくい」「経済活動の縮小で、採用数が減るのではないか」など不安の声が寄せられたという。一方、「希望するIT業界は、採用数を増やしている企業が多い」「オンラインで選考参加ができる機会が増えているので、前回の2020年4月・5月の緊急事態宣言と比較すると、影響は限定的だと思う」というコメントも。
「転職活動に『不安や危機感』を抱くことがあるか」という質問に対しては、「抱く」の回答がが90.5%と圧倒的な結果となった。
具体的な不安感や危機感を聞くと、最も多かった内容が「希望する企業や業種の内定を得られるか」(78.7%)、次いで「希望する企業や業種で、採用のハードルが上がるのではないか」(41.3%)、「希望する企業や業種で、採用数が減るのではないか」(36.3%)、「内定を得た企業や、就職した企業の経営状況が今後不安定にならないか」(33.9%)、「Web説明会やWeb選考では、企業の雰囲気が分からないのではないか」(26.5%)、「Web説明会やWeb選考が不利になるのではないか」(16.8%)と続いた。