JR西日本岡山支社は、在来線の普通列車で地域産品を輸送する取組みに向けた実証実験に着手すると発表した。JA晴れの国岡山・ヤマト運輸との連携により、伯備線の普通列車(定期列車)で地域の農産品を運送し、駅ナカ店舗で販売することを検討している。
これに先駆け、列車内での安全性や乗客の利便性の確認、貨物積載・駅構内運送のオペレーションの安全性など確認するため、実証実験を行うこととした。
実証実験は1月29日から行う予定。伯備線の普通列車に備中高梁駅から配送ボックスを積み込み、岡山駅で積み下ろす。備中高梁駅14時27分発・岡山駅15時19分着の列車が対象で、荷物は配送ボックスに入れ、客室に積載する。今回は輸送のみの実験とするが、次回は地域の農産品を列車で運び、駅ナカで販売する実験を行う予定だという。