社会人になって、仕事を覚える前に直面するのが「敬語」などの言葉遣いと電話対応。特に、最近はLINEなどのSNSによるやり取りが多いためか、電話を介したコミュニケーションに不慣れな人も多いようです。
しかし、「電話対応が嫌」というのは新人だけではないようで、社会人になって数年しても苦手意識が抜けない人もいるみたいです。
ブロガーとして活躍する、☆←ヒトデ@ブロガー(@hitodeblog)さんもその1人。先日、ある告白をツイッターに投稿し、大きな話題となっていました。その告白とは……。
え! みんな電話かける時に台本作らないってマジ!?
電話が苦手すぎて、特にはじめての場所にかける時は必ず
メモ帳に喋ることの台本を作って、推敲して、
そのメモが絶対見える状態にして
それから電話かけるんですが、大体の人はこんなことしなくても電話できることを最近知りました(@hitodeblog)より引用
なんと、電話する際には毎回「台本」を用意して臨んでいるそうです。
このツイートには、「頭の中で全力シミュレーションしてから電話します!」「私も電話が苦手で、台本作ってましたよ 大体テンパって台本通りにはならないんですよね」「カンペは必須よ」「伝える事の箇条書きはしてますね……」など、同じようにしているという読者から賛同の声が数多く集まっていました。
また、「わかるわかるよヒトデさんの気持ちぃ」「メモ書いて電話なんて自分だけだと思ってました ちょっと安心しました」など仲間を見つけた喜びの声や、「えっ、あるあるなのかと思ってました……」とそれが当たり前だと思っていたというコメントもありました。
さらには、「私も昔はそうやって電話を掛けていましたが 最近はそこからSTEP UPして、即電話をかけてアドリブで要件を伝えることができるようになりました」と成長したという報告もあがっていました。
中には、「流石に冗談やろ???」「うけるw」など、電話が苦にならない読者から驚きの声もありました。
電話の何がダメ?
大きな反響を集めている「電話」コミュニケーション。ブロガーになる前は、会社員だったというヒトデさんに、当時のエピソードを聞いてみました。
――会社員時代も電話は苦手だったのですか?
ヒトデさん: 会社員時代ももちろん苦手でした! 絶えず電話することはなかったですが、「内線で●部の●●さんに確認して」など必要な機会は多くあり、その時も台本を用意してかけてました。
ちょっとした社内確認でも台本作成となると、当然時間がかかります。そのため、「遅い」と怒られることもあったそうです。
ここで筆者に素朴な疑問が。電話以外の対面式の会話も苦手なのでしょうか?
ヒトデさん: 対面も普通に苦手ですね、特に初めて会う相手の場合。でも表情等が分からないので、読み取れる情報が少ない電話は「より苦手」です。
――具体的には、どの部分がダメなのでしょう。
ヒトデさん: 電話、対面どちらも一発勝負なところです。逆に、事前に何度でも変更したり、調整できたりが可能な文章のやり取りは気が楽。だから事前に文章で台本を作っていますね。
――なるほどー、ちなみに台本作成で心がけていることはありますか?
ヒトデさん: まずは、聞き忘れが無いように、必要な要素をすべて書きだす。そして、「これくらいなら喋れるだろう」と自分を信用しないこと。緊張しそうだな、と自分でも怪しい時は冒頭の単語から、まさに台本のように全部書くこともあります。
かなり徹底して、イメージ作りをして電話に臨んでいるヒトデさん。同じように、「電話が苦手」という読者にアドバイスをもらいました。
ヒトデさん: 単純に、できるだけ電話から距離を取りましょう。苦手意識を克服せざるを得ない事情があるなら別ですが、(苦手な方が)今後、電話が得意になることは多分無いと思います。だったらそこで頑張らず、うまく電話を避け、その時間を別の事に使った方が人生のプラスになるでしょう。
電話に向き合ってきたヒトデさんだけに、言葉に重みがありますね。また、電話が苦じゃない人にも、「こんな苦労をせずに電話できる人は、その才能を自覚してほしいですね」と素敵なメッセージをくれました。
もし電話するのがつらいという場合は、今回の話を参考にしてもよいのでは?
え! みんな電話かける時に台本作らないってマジ!?
— ☆←ヒトデ@ブロガー (@hitodeblog) January 20, 2021
電話が苦手すぎて、特にはじめての場所にかける時は必ず
メモ帳に喋ることの台本を作って、 推敲して、
そのメモが絶対見える状態にして
それから電話かけるんですが、大体の人はこんなことしなくても電話できることを最近知りました